発達障害の二次障害に気づくポイント:見逃してはいけないサインとは
「うちの子、最近急に落ち込むことが増えた」「社会人になってから急にメンタルが崩れた」――発達障害(ASD・ADHD・LDなど)のある方が、環境のストレスや積み重なった失敗体験によって二次的に引き起こす精神症状を「二次障害」と呼びます。
二次障害は、発達障害そのものよりも深刻な生活上の困難につながることも多く、早期に気づいて対処することが非常に重要です。
二次障害とは何か発達障害は生まれ持った脳機能の特性です。しかしその特性ゆえに、周囲から誤解されたり、失敗体験を繰り返したり、無理な努力を続けたりすることで、心が少しずつ疲弊していきます。その根底では、多くの場合「自己肯定感の著しい低下」が進行しています。その結果として生じるのが二次障害です。代表的な二次障害は、症状の現れ方によって大きく2つのタイプに分けられます。内的な障害(本人が静かに苦しむ)・うつ病・抑うつ状態・不安症(社交不安症・全般性不安症など・適応障害・PTSD・複雑性PTSD・自傷行為・希死念慮外的な障害(周囲とのトラブルとして現れる)・反抗的・攻撃的な行動・引きこもり・不登校・アルコール・薬物依存(嗜癖行動)また、最近では「複雑性PTSD」としての側面も注目されています。日常的な「ささいな否定体験」の積み重ねが、深刻なトラウマ反応として定着してしまうことがあるのです。気づくべき5つのサイン① 「急に」変化したとき発達障害の特性は、幼少期から続く安定したパターンです。「以前はできていたことができなくなった」「急に意欲がなくなった」という変化は、特性の悪化ではなく、二次障害のサインである可能性があります。特にADHDの
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