タロット占い自習室(小アルカナ・ソード5)
"5"は難しいシチュエーション? 普段、タロットカードを使って占いをしていると、タロットデッキ78枚、すべてのカード、必ず一度は目にしています。しかし占っている場面を外から見ている人にとっては、いろんな絵柄があり、そのカードが意味しているところが何なのか?伝わりにくいところがあると思います。 そこで、それぞれのタロットカード、一枚ずつの私の印象、解釈、キーワードなどをお伝えしていきたいと思います。 最初に取り上げるのは「ソード5」です。このカードは、私にとって解釈しづらい、イメージがつかみにくいカードです。カバー写真の右側、ウエイト=スミス版の「ソード5」では赤毛で赤い服を着た人物が大きく描かれ、戦利品と思われる「剣=ソード」を誇らしげに拾い上げているように見えます。ソードを失ったと思われる人物は小さく描かれ、表情もうかがうことが出来ません。また青空に浮かぶ雲も、風に流され形を変えつつあるようで、戦いの後の不穏な空気が流れているように見えます。 このカードが正位置で現れた場合、赤毛の人物に目が行くのか、遠くに描かれた人物に注目するかで解釈が変わる、と言われていますが、私は大抵、赤毛の人物に注目しています。そこから得るイメージとしては「不毛な争いの勝利」「困難な争い」「勝利の虚無感」「後味の悪さ」「虚勢を張る」などがあります。仕事運を占ってこのカードが現れると、「難しい状況に巻き込まれる」、特定の人物を占った場合は「一筋縄ではいかない相手」「信用ならない自信家」もっと直接的に「体が大きく居丈高な人物」といったところでしょうか? 逆位置で現れた場合は、遠くに描かれた人物がクロー
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