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『現実はいつも対話から生まれる』ケネス・J・ガーゲン/メアリー・ガーゲン著

今回はナラティヴセラピーやオープンダイアローグの流れから、社会構成主義の入門書を読んでみました。前回のブログ↓・・・ですが、正直難しかったです。ガチガチの専門書です。翻訳書です。ブログにしようか迷いましたが、一応読んだ痕跡として記録します。特に心理療法の記述までを抜粋・要約していきます。第1章 「社会構成」というドラマ「私たちが世界を創造している」という基本的な考え方社会構成主義とは、シンプルで直接的な、一つの重要な考えに基づいています。この基本的な考えは、私たちが世界や自分についてずっと教わってきたことすべてをもう一度考え直すことを促します。もし、木々や建物、人間などは、私たちが「同意」しないかぎり、そこには存在しないとしたら、どうでしょうか?1歳のジュリエを散歩に連れて行ってみましょう。彼女の視線は、木々や、建物や車の前を通り過ぎていきます。この違いは私たちの「社会的関係性」に起因しています。さまざまな視点から認識されるさまざまな「あなた」生物学者 → 「哺乳類」 美容師 → 「去年のヘアスタイル」 教師 → 「将来有望」 敬虔なクリスチャン → 「罪人」 両親 → 「驚くほどの成功者」 芸術家 → 「素晴らしいモデル」 心理学者 → 「少し神経症患者」 社会構成主義の基礎的な考えはシンプルなようでいて、非常に奥深くもあります。私たちが「現実だ」と思っていることはすべて「社会的に構成されたもの」です。もっとドラマチックに表現するとしたら、そこにいる人たちが、「そうだ」と「合意」して初めて、それは「リアルになる」のです。 重要なポイントは、人が「何が現実化」を定めるとき、常
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キャリアコンサルタント試験対策④ 社会構成主義、ポジティブ心理学、家族療法、日本の理論家、スーパーの理論

1.社会構成主義  1-1)社会構成主義の考え方~ナラティブ・セラピー、ガーゲン、アンダーソンカントやピアジェの提示した現実観を基礎にして、デュルケームによって発展された考え方。 1966年トーマス・ルックマン著「現実の社会構成主義」 1985年ケネス・ガーゲン論文「社会構成主義の理論と実践」「あなたへの社会構成主義」カウンセリングでは、マイケル・ホワイトのナラティブセラピーが代表例。<19世紀終盤~20世紀終盤>論理実証主義、科学経験主義が広まる。経験は科学的に分析・検証可能であり、客観的に真理を打ち立てることができるという考え方↓ <1990年代~>社会構成主義が発展 意味は会話の中で構成され、日常生活の些細なことまで全て、人が認識しているものは社会の相互作用により生成されていると考える。 変化が激しく多様化した時代において、社会構成主義は必要不可欠なものの見方であると言われ始めている。 「”正しいこと””道理””真実””正義”と思っていることが揺るがされ、覆されたら脅威に感じ、さらに強い確固とした絶対的なものを追い求めたくなる。その発想を手放し、物事の捉え方に絶対的なものはなく、全て社会やそこに属する人々が構築しているのであり、全一の経験などない」(ガーゲン1994)「社会構成主義は、私たちが信頼して拠り所にしているものを否定されたような気にさせることがある。何が現実なのか、何が安全なのか、それさえも分からなくなるが、しかし一方で客観性と選択の余地をもたらしてくれる。性的役割・年齢・人種・学歴・宗教・経済に流れる考え方は、一部の人々の苦難だけでなく世界に不公正・対立・紛争
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