フィンランド人に学ぶ~子どもの主体性を引き出すための大人の関わり方3選
フィンランドで、シッターとしてや園で過ごしたり、自身の保育者としての経験から、子どもの主体性を引き出すための大人の在り方をまとめました。1.よっぽどの危険がない限り、子どものしていることを止めない。2.子どもを人と比べない3.安易に答えを言わない。4.まとめ1.よっぽどの危険がない限り、子どものしていることを止めない。といっても、「よっぽどの危険」の基準、難しいですよね。勝手な感覚ですが、フィンランドの人たちは、日本人より、「よっぽどの危険」と判断することが少ないとは感じました。例えば、近所の子どもが塀の上や屋根の上を歩いたり走ったりしていて、思わず私が「あ、危ない!」と駆け寄ろうとすると、「彼は大丈夫よ~。自分でできることとできないことがわかっているもの。」と返ってきたことがありました。また、ボランティアティーチャーをしていた園で公園へ遊びに行ったとき、大型遊具の滑り台から滑らず、横の柵を伝って降りていた年上の子どもを見て、真似をし始めたもう少し年の小さい子どもに、先生は少し不安そうな顔をしながらも、子どもが「助けて」というまでは手助けすることも止めさせることもせず、しかし本当に危険な時はすぐ助けられるように、そばで見守っていました。一概に「屋根や滑り台からから飛び降りろ」っと言いたいのではなく!状況によってではなく、その子どもの能力を見極めたうえで、時には危険に思える場面でも、子どもの判断を「信じ」、「見守って」おられる姿に、子どもの主体性を大事にするってこういうことなんだ、と感じたのでした。2.子どもを人と比べない。人と比べて評価すると、子どもも人と比べてでしか自分を評価
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