彼の“また今度ね”は未定だけど、猫の“またたびね”は即決。
曖昧な恋より、即決の愛をくれる存在。「また今度ね」彼にそう言われたのは、何回目だったっけ。今度って、いつ?来週?来月?それとも…来世?曖昧な言葉の中に、私はいつも勝手に期待して、勝手に落ち込んで、勝手にまた好きになってた。でもね、うちの猫は違う。「またたびね?」って聞いた瞬間、キラキラの目で見つめて、すぐさまゴロゴロゴロゴロ…この世でいちばん素直な返事が返ってくる。「YES!今すぐ!まったなし!」曖昧な彼氏より、はっきりした猫。人間の恋って、なんでこんなに不確かなんだろう。「好きだよ」と言いながら、忙しいを理由に会えない。「今は仕事が大事で…」って、あれ、私ってついでだった?そんな不安やモヤモヤを抱えながらも、「きっと本当は好きなんだよね」なんて自己解釈して、今日も“未定のまた今度”に期待してしまう私。その横で、うちの猫は全身で愛を表現してくれる。頭をゴンッとぶつけてきたり、膝の上で丸くなって寝たり、ときにはこっちが「もうやめて!」っていうくらいグイグイ甘えてくる。愛されてるって、こういうことだよね?って、教えてくれるのは猫のほうだった。いつだって“いま”を生きてる子猫は「また今度ね」なんて言わない。欲しいときは、欲しいって顔して、満足したら、ゴロンと寝転ぶ。まっすぐで、正直で、“いま”をちゃんと生きてる姿が、どこかうらやましくもあって。私はまだ、「また今度ね」って言ったきりの彼を、ちょっとだけ待ってたりする。…いや、かなり待ってる。でも、猫がそばにいると、その時間すら、ちょっとだけあったかくなるから不思議。恋愛に疲れたあなたへ。「また今度」って言われて、モヤモヤしてるあなた。
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