9月に過信すると酷いことになる(1)防災メーカー
9月は地獄の釜が開いているため、一年で一番悪霊が多い時期です。そのため、巷に悪霊がうろうろしている影響で世間一般に悲劇がおきやすくなります。関東大震災やアメリカ911事件、リーマンショックやハイジャック等。そのほか売り上げも落ちやすくなります。
ある防災メーカーが売り上げが冴えないこともあって、テレビのコーナーに取り上げてもらおうと画策してもらったところ、9月はじめは防災週間ということで、取り上げられることになりました。天下のフジテレビでしかも朝の番組で視聴率も高いことから、もし放送されれば一気に売り上げがあがり、飛躍すると思っていたのです。番組終了後は多数の問い合わせがあるかと思い、電話番を増やしてかなり期待していました。
その防災商品は、高いところから降りてもブレーキがかかって、ゆっくり降りるので、ビルなどの高所で取り残されてもそれを使えば楽に地上に降りることができるというものです。
番組では、アナウンサーがリポーターになって、その器具を使ってビルの窓から地上に降りようとしたのですが。なんと、ゆっくり降りるどころか、ブレーキがかからずに、そのまま高速で落ちてしまったのです。下にはマットが置いていましたが、そこに打ち付けられた女性アナウンサーは全く動きません。その番組は生放送で、実は私もその番組を見ていたのですが。一瞬、時間が止まったかのような雰囲気になってしまいました、衝撃でした。まさかテレビ番組の生放送でこんな衝撃的な場面を目にするとは思ってもいませんでした。
そのアナウンサーは腰椎の圧迫骨折で復帰までに1年、おまけに子供が産めない身体になってしまったのでした。
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