プロファイリングをお断りするケース➁
プロファイリングが笑って済ませられるようなエンタメ占いではないからこそ、実学算命学が絶対にご依頼をお断りしているケースが他にもある。それは、すでに自分でものを考えらえる年齢になった思春期以降の子供や成人した子供達をプロファイリングしてほしいという親のご依頼だ。思春期となれば、確かに難しい年頃である。 引きこもってしまった子供の悩みの本質を理解したいとご依頼をかけてくるのはもちろんOKでプロファイラーは自分の心の葛藤を説明する言葉をもたない子供の代弁者として、子供が伸びていける環境・方向性、そして子供の葛藤の要因について、親にご説明する。 ただし非常に興味深いのが、子供にのめりこみすぎたうえで子供の宿命を知りたいと言ってくる親の場合は、「親が子供にそれ以上手を出すな」という結果が出る親子関係であることが圧倒的に多い。だから結果として「それ以上親のエゴや視点で勝手にお子さんの人生の領域を侵さないでください」ということをお伝えするケースは、実際、かなりの数だ。要するに思春期までに親子関係において信頼関係が出来上がっていれば、普通の親は、「この子は大丈夫。きちんと判断していける。」と任せていられる。そして、子供が自己を確立しようと葛藤している間ですら、いい意味で放っておけるので、見守りはしても、子供の方から親に聞いてくることがなければ、自分から手は出さないゆとりがある。それができない、ということは、心理的な依存関係が親子にあり、これまでの親子関係においてもなんらかの「異常」があったということになる。そして、子供が自分の力をもち始め、強烈に意思表明をし始めると、なんとか子供を自分仕様に変
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