文系で大学院に進んだ私の話 ― 迷っているあなたへ ―
「大学院って、実際どんな生活なんだろう」「文系で院進する人が周りにいなくて、不安しかない」これは、大学院進学を考えていた頃の、当時の私自身の気持ちです。【院進を考えた理由】一番の理由は、とてもシンプルでした。もっと知りたい、という気持ちです。学部生として学ぶうちに、「このテーマを、もっと深く考えてみたい」「自分なりに掘り下げてみたい」と思うようになりました。正直に言えば、大学院へのあこがれもありました。研究をしている人たちへの漠然とした尊敬や、「自分もあの場所で学んでみたい」という思いです。【院進への不安① ― お金のこと】文系の大学院進学で、避けて通れないのが経済的な不安です。周りは就職して収入を得始める一方で、自分は学費を払いながら学生を続ける。特に文系は、将来の進路が見えにくい分、この不安がより大きくなりがちです。ただ、進学を本気で考えることができるということは、「最悪の場合、誰かがが助けてくれるかもしれない」という最低限の保証がある状態でもあります。これは決して当たり前のことではなく、実はとても幸運な状況だと、今では思います。また、研究に真剣に取り組んでいれば、奨学金などの支援を受けられる可能性も高まります。斯く言う私自身も、奨学金の力を借りて、何とか修了することができました。少なくとも、「お金の問題だけで即座に諦める必要はない」そう感じています。【院進への不安② ― 自分に務まるのか】もう一つ大きかった不安は、「果たして自分は、大学院でやっていけるのだろうか」という点でした。しかし、よく考えてみると、指導教官は、一定の能力や明確な志望理由がなければ、大学院進学を認めな
0