#18 パール(真珠)について
こんにちは、白澤です。
今回ご紹介するのはパール、真珠です。パールは厳密にいえばパワーストーンではありません。
一般的な鉱物としてのパワーストーンの生成過程と大きく異なります。
貝という二枚貝の特定の種が作り上げた“生きたエナジーを持つ結晶体“であり、ご存じの通り貝の体内で形成されます。
しかしながら、炭酸カルシウム、アラゴナイト、カルサイトといった成分からなり、まるでパワーストーンの様な組成なのがパールです。
パールは炭酸カルシウムの結晶の層が何千にも重なった“真珠層“で、できています。
その一枚一枚は、タンパク質のシートで接着され、顕微鏡で見ると断面はまるでレンガを重ねた壁の様な構造です。
パールの表面に光が当たると、何千枚に積み重なった“真珠層“の内部で光が反射する“多層膜干渉“という現象が起こり、パール特有のどこか奥ゆかしい、柔らかい輝きの元になっています。
真珠一粒が何千という層で出来ていると思うと不思議ですね。
古くは、月が落とした光のしずくである、あるいは人魚の涙が貝の中に宿ったものであるとも言われていました。
古代インドでは“海が神にパールを捧げ、それが神の胸に宿って神の心になった“という伝説があります。
神聖な神への捧げ物として珍重されてきました。
冠婚葬祭など、日本でも儀式の時に身に付けますが、パールはネガティブなエネルギーを退け、良いエネルギーを呼び込み、身を守るパワーが強い事に由来しています。
パールは、貝の中に入った異物を、自らの分泌物で幾重にも包み込み、その痛みを美しい光に変えた神秘的な“きらめき“でもあるのです。
その事から、苦労を重ねた人の心を労
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