子供靴の秘密を知っているか
先週は、ドイツから医療的見地からこどもの足の発達を図ってくれる専門の人がきていて、日本でセミナーを開催しました。そして、その学会の足モデルとしてうちの子供たちが参加しました。 実は、子供たちは、ファースト・シューズから、ドイツ靴を履かせて育ててきました。なぜなら、人間の健康の土台は足の骨の正しい成長にあることを知っていたからです。日本の靴文化は、すでに明治以来100年を超えていますが、ヨーロッパの靴に関する知識は無知と言っていいくらい知られていません。石畳の文化であったヨーロッパは、いい加減な履物が人の足の骨を変形させ、のちに成長して人の健康を害するようになることを早くから気がつき、医療の一分野として研究発展してきたんですね。足の縦長の22センチとかより、もっと重要なのは、「かかと」にあります。日本の子供のくつの原型になる木型とヨーロッパの原型になる木型は、かかとのサイズにおいて、まったく違うのです。そして、最初軟骨ではじまる子供の足がしっかりとかかとをホールドしないで育てられた結果、X脚やO脚、外反母趾などのもとになり、その後歳をとってから腰痛、ヘルニア、狭窄症、ひざの損傷などに繋がっていきます。歳をとったからこうなったのではなくて、元を辿っていくと子供の時にはいた靴や歩き方の癖が問題の元の元だったということがあるということ!ドイツでは靴が医療費扱いになる程、この考え方は日本では知られていない、子供靴における重要なケアの基礎的な考え方なんですね。京都には職人気質の仕事人がたくさんいます。そのみちを極めようとする気質が、あらゆる分野で光ります。靴も例に漏れず。その専門職を極めた
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