944.風邪症状で耳が痛い…「中耳炎」疑って 難聴になるケースも
風邪症状で耳が痛い…「中耳炎」疑って 難聴になるケースも
耳鼻科医に聞く治療法
風邪をひいたときに、耳に痛みが生じることがあります。こうした症状は「中耳炎」と呼ばれており、子どもが発症するケースが多いといわれています。
そもそも、なぜ中耳炎を発症してしまうのでしょうか。中耳炎が原因で難症になる可能性はあるのでしょうか。中耳炎の原因のほか、中耳炎とみられる症状が出た際の対処法などについて、わしお耳鼻咽喉科(兵庫県西宮市)の鷲尾有司(わしお・ゆうし)院長に聞きました。
ウイルスや細菌の侵入が原因
Q.中耳炎になる原因のほか、中耳炎の主な症状について、教えてください。
鷲尾さん「中耳炎の中でも子どもが発症するケースが多い、急性中耳炎について解説します。急性中耳炎とは急に中耳炎が起きることを指し、主にウイルスや細菌が鼻の奥(上咽頭)から耳管という管を通って中耳へ急に入り込んで感染を起こします。
中耳炎の主な症状は耳痛です。中耳炎での耳の痛みは通常、1日前後で治まります。他には発熱や難聴、耳閉感、耳鳴、耳漏(耳だれ)などの症状が出ることがあります。
耳漏とは、鼓膜の内側で生じた炎症による膿(うみ)が、鼓膜を破って外側まで出てきたものです。耳漏があると症状が悪化していると思われがちですが、耳漏になると痛みもなくなり、熱も下がることが多いです。しかし、中耳炎を強く疑う症状のため、耳鼻咽喉科を受診してください。
注意点ですが、視診のみでは中耳炎の原因がウイルスなのか、細菌なのかは分かりません。耳以外の症状や経過などを踏まえた判断で治療していきます。特に風邪をひいて間もないときに耳痛が
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