【5】パニック障害:推奨医療体制 症例:軽度~中等症
※心因性除く
パニック障害は発作を起こしさえしなければ、また通常の生活を送れます。
単純な理論ですが、これを頭の片隅に入れた状態でお読み下さい。
・通常のパニック障害は「休暇休養と心理療法」この2点が適切であれば、容易に完治します。
薬で症状を抑えたとしても、心身共に鞭を打ち、ストレスや過労、睡眠不足をそのまま継続して行けば、発作(脳機能異常)はより悪化します。
依存性もないと、一生飲み続けても心身共に異常を来たす事もないと、ここに重きを入れる方は薬物治療のみで大丈夫かも知れません。
ですが、何年何十年と、下手したら一生飲み続けることになります。
・2ヶ月以上の休暇を推奨 (※ここには会社や社会全体の理解も必要)
①初期症状の人は発作を治める事を第一とし、まずは1ヶ月の休暇休養を取ります。投薬無し。活動・遠出・禁止。心理療法必須。(心理教育+休暇時の心のケア)
②2ヶ月目に発作の有無を確認し、発作が無ければ適度な仕事量から開始、発作があれば休暇続行+心理療法。投薬無し、適度な運動(散歩やストレッチ)、遠出は禁止。(心理療法に本格的に移行)
③3ヶ月目の休暇を目途とし、発作が無ければ適度な仕事量から開始。発作がある場合は休暇続行+心理療法。投薬無し。適度な運動(散歩やストレッチ)、遠出は禁止。(認知行動療法:暴露療法に本格的に移行)
上記では3ヶ月の期間を設けていますが、2ヶ月以内の休暇+心理療法を経て、完治を目指します。
パニック障害(心因性除く)というのは、兎にも角にも「十分な休息が肝心要」であるということ、「心(頭)と体の休息」が必要になります。まさに現代ならではの病だと言
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