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本好きの、本好きによる、本好きのための1冊!『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(三宅香帆著、集英社新書)

いや~、いい本だった! そして、すんごい著者だ‼ なんだか、いかにも新書っぽいタイトルだな~と思い、読まず嫌いで敬遠していたのですが、とっとと読むべきでした。 新書大賞2025年1位の本作。 単に、忙しいから読めない、とか、働き方改革云々、といったレベルに終始することはなく、なんと明治以降の労働観や読書観などを、丁寧に振り返っていく。 それも、まったく学術っぽい複雑さにはならず、一般に流布した商業出版物を中心に語っていくところが素晴らしい。 1980年代に入ってくると、私自身が見聞きしてきた文化的背景や、懐かしいベストセラー本も入ってくる。 読んだことのある本については、 「ああ、そうそう!」 と膝を打ちながら、読んだことのない本についても 「へ~そんな本だったんだ、読んでみたい」 となる。 本当に、この著者は本が好きなんだな~と伝わってくる語り口。 そんな圧倒的な読書量と読書愛で紡がれた本書ですが、なんと著者は若干31歳! わっけーーー! しかし、「この若輩者が」などという批判を一切受けつけない、膨大な知識量と丹念な思考力・観察力&筆致。 かつ、著者より無駄に一回り以上生きてきた中年の私どもにはない、瑞々しい感性も伝わってくる、という、それはそれは素晴らしい一冊でした。 三宅香帆さんは、出版界に現れた新しいヒーロー(ヒロイン)である! あと、これは本当に蛇足で、お叱りを受けるかもしれませんが、三宅さんの、なんとま~ビジュアルのいいこと! アイドルかと思いますね。 いや、ビジュアルで勝負してねーし(わかっております)、ルッキズムだ! と言われてしまいそうですが……しかし、彼女の
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読書感想文

はじめまして。このブログをよんで頂きありがとうございます。しばらくはイラストをかいていないで、本をよんでいます。もともと本を読むのが好きなので、このたび本の投稿をしてみました。最近人は本を読む頻度によって分けられるということが分かりました。予定と予定の間にスキマ時間があれば読むという人は「消費」。スキマ時間を読書で消費しようという思考ですね。もう一つはスキマ時間と長時間読む、または趣味化しているといえる人は「本格」。もうプロの読書家ですね。女子大学生200名以上を対象にしたアンケート調査で本格の読書家は一日3時間は読むみたいです。すごい。私は「暇だなぁ、じゃあこの時間は読書しよ」とか「スキマ時間は読書するために文庫本もってこ」とかをよく考えるので、ほぼ消費型タイプです。皆さんはどうですか。この機会に是非自分の胸に当てて聞いてみてください。もう今年も終わりなので、来年からちょっと本読む時間を作ってみようなどを考えてみるのも素敵ですね。今回紹介する本は最近出版されたばかりのほやほや新書で、「実践 自分で調べる技術」という本です。この本は調査の設計から、文献・資料の扱い方、聞き取りの方法、データの整理、発表や執筆まで、練習問題を交えながら、調査を意義あるものにする手順とコツを詳しく解説。ロングカウンセラー「自分で調べる技術」にリスク調査に加えて、新たに書き下ろした本。学生の論文執筆、小中高の研究学習にも活用できる入門書この本は大学生におすすめしたいですね。とても知っておいて損はないです。本はどんなふうに探したらいいのか。書店に行けばあるものならいいのですが、古いもの、自分が調べたいも
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隠岐さや香著『文系と理系はなぜ分かれたのか』(星海社新書)

みなさんは、「文系」「理系」どちらの人間ですか? 私自身は昔から、「国語」や「歴史」は好きだし得意だけれど、「数学」や「物理」「化学」はまるでダメ、というバリバリの「文系」人間。 その逆パターンで、バリバリの「理系」だ、というかたも多いでしょう。 一方で、そもそも「文系」か「理系」か、という分け方自体に疑問を感じるかたもいるかもしれません。 本書の著者・隠岐さや香さん自身、そんな疑問を感じたひとり。 高校生の時、受験のため文系と理系を選択することに戸惑いを感じた 自分の人生が、いとも簡単に18歳の決断で変わってしまうーー 著者自身が若い頃に感じたそんな疑問を出発点に、「文系」「理系」が抱える様々な問題を探っていくのが本書です。 個人的に、特に面白かったのは第四章の「ジェンダーと文系・理系」。 一時期、「リケジョ」なんていう言葉がもてはやされましたが、「なぜ理系には女性が少ないのか?」といった問題が考察されます。 私自身、「文系的なるものには女性が多く、理系的なるものには男性が多い」という実感を持っていたため、これは個人的にも非常に興味深かった問題でした。 結論としては、「いろんな事情があって、よくわかっていない」ということになるのですが、こと日本においては「進路選択の男女差が大きい国である」ということが言えるそうです。 そして、ジェンダーステレオタイプの問題に触れつつ、そもそも「生まれつきの才能」イメージの危険性に警鐘を鳴らします。 ・生まれつきの才能や素質についてあれこれ推察するよりも「粘り強い努力」が重要 ・頑張っても実力が及ばないことはたくさんある。しかし、頑張る前から「
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