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自分の頭の中に、家賃も払わない祖父母世代が住んでます しかもアップデートは20年前で止まっている件

自分の中の祖父母世代が、毎朝ミニトマトを丸ごと出してくる GW、帰省、孫、祖父母、ミニトマト、誤嚥—— という見出しを朝から見て、ちょっと震えた。 小児科専門医が警告している。 GW帰省で、祖父母世代と親世代の「育児常識ギャップ」が事故につながりやすいらしい。 具体例はなかなかすごい。 ・「アレルギーなんて好き嫌いでしょ」と知識ないまま食べさせる ・ミニトマトやブドウを、丸ごと食卓に出す ・チャイルドシートを「ちょっとそこまでだから」と省略 ・床に錠剤が落ちている(??) 特に印象に残ったのが、医師のこの一言。 「『あげたい』という気持ちはすごく根源的な欲求」 つまり、悪意はゼロ。 むしろ、愛情100%。 祖父母は孫にあげたくて、ミニトマトを丸ごと出している。 ——で、ここまで読んで、ふと思った。 あれ。 これ、自分が自分に対して、毎日やってない? 自分の中にも、祖父母世代の声がある 頭の中に、20年前くらいで常識のアップデートが止まった声がいる、という話だ。 「もっと頑張れたはず」 「休んでる場合じゃない」 「弱音吐くなんて情けない」 「みんなやってるんだから」 「気合いで乗り切れ」 これ、誰の声だろう。 たぶん、20〜30年前の世間の常識。 当時はそれが「正しい」とされていた価値観。 それが、自分の頭の中で、アップデートされないまま居座っている。 しかも、悪意ゼロ。 「自分のためを思って」言ってくる。 祖父母がミニトマトを出すのと、まったく同じ顔で。 (しかも家賃も払わずに住み着いている。古参すぎる) 善意の誤嚥 医師は、こう言っている。 「気道に詰まってしまいやすいもの、
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昨夜の空気が、まだ残っている。

朝の光は、やわらかいのに、どこかまぶしかった。カーテンのすき間から入ってくる白い線が、部屋の中に細く伸びている。凪は、目を開けたまま、しばらく動かなかった。昨夜の空気が、まだ残っている。あの場所。あの距離。あの声。「ちゃんと見るって、言ったでしょ。」ふと、その一言が浮かぶ。胸の奥が、ほんの少しだけ、動いた。起き上がる。スマートフォンは、静かなまま。画面をつける理由を探して、やめる。何もないのに、なぜか、それでいい気がした。教室は、いつも通りの音で満ちていた。椅子を引く音。誰かの笑い声。遠くで名前を呼ぶ声。凪は、自分の席に座る。机の上に手を置いたとき、ふと、指先に意識がいく。昨夜、少しだけ前に出した足。あのときの感覚が、なぜか残っている。「おはよ」横から声がして、顔を上げる。悠真が立っていた。いつもの距離。いつもの表情。「……おはよう」凪は、少し遅れて返す。「昨日さ、連絡しようと思ったんだけど――」悠真が話し始める。その声を、ちゃんと聞こうとする。でも、途中で、ふっと、別の声が重なる。「5分だけでいい。」ほんの一瞬。凪は、目を瞬いた。「……凪?」呼ばれて、意識が戻る。「あ、ごめん」小さく笑って、言う。悠真は、少しだけ首をかしげたあと、「いや、いいけど」と軽く流す。会話は、そのまま続く。いつもと同じ内容。いつもと同じテンポ。でも、どこか、少しだけ、遠い。休み時間。廊下の窓から、外を見る。校庭。揺れる木。その先に、公園の方向がある。凪は、無意識に、そのあたりを見ていた。何かを思い出そうとして、でも、はっきりさせないまま、目を離す。「なに見てんの?」後ろから、蓮の声。振り返ると、やわら
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