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第26回 「今月はなんとかなる」が続くと危ない理由

「今月は、なんとか回りそうです」資金繰りのご相談を受けていると、この言葉をよく耳にします。もちろん、今月を乗り切ることは大切です。ただ、「今月はなんとかなる」が何か月も続いている状態は、少し注意が必要かもしれません。“なんとかなる”は、悪いことではないまず大前提として、「なんとかなるように頑張る」こと自体は悪くありません。入金を待つ支払いを調整する経費を抑える売上を増やすために動く経営では、こうした工夫が必要な場面もあります。問題なのは、毎月“その場しのぎ”になってしまうことです。判断が「今月」だけになる怖さ資金繰りが苦しくなると、どうしても視点が短くなります。今月の支払いをどうするか来週の入金までどう持たせるか今回だけ、どうにか乗り切れないかもちろん、それ自体は必要な判断です。ですが、“今月だけ”を見る状態が続くと、来月の支払い税金や賞与借入返済季節要因による売上の波といった、少し先の問題が見えなくなっていきます。「なんとかなる」が続くと、感覚が麻痺する最初は不安だった状態でも、毎月なんとか乗り切れてしまうと、まだ大丈夫だろう来月も同じように回るだろうもう少し様子を見ようという感覚になりやすくなります。ですが、資金繰りは“急に悪くなる”ことがあります。大きな支払いが重なる売上が想定より落ちる入金が遅れる税金や更新費用が重なるこうした出来事は、突然起きるものではなく、実は前から予兆が出ていることも少なくありません。「なんとかなる」の前に、整理する今月を乗り切ることは大切です。ただ、手元資金はいくらあるのか来月・再来月に何があるのかどこが山場になりそうかを見えていないまま、“なん
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第21回 資金繰りの不安は、社長一人で抱えなくていい

資金繰りの話になると、多くの経営者の方がこう言います。「これは自分が背負うしかないことだから」「家族や周りに迷惑や不安をかけたくないから」確かに、最終的な判断は経営者の役目です。誰かに代わってもらえるものではありません。また、現在のキャッシュの状況は、会社の体力を示すものでもあるので、なかなか開示をためらうのもすごくよく分かります。ですが――一人で抱え込む必要まではありません。資金繰りは、見えない不安を生みやすい資金繰りの怖さは、お金そのものよりも、“見通しが分からないこと”にあります。・来月は大丈夫だろうか・このまま続けていいのか・判断を間違えていないかこうした不安は、一人で考えているとどんどん膨らんでいきます。誰にも見せられない数字資金繰りの数字は、先に申したように・従業員にも・取引先にも・家族にもなかなか簡単には見せられないものです。だからこそ、社長一人の頭の中だけで回り続ける状態になりやすい。これは、多くの経営者が経験していることです。整理されるだけで、不安の質は変わる資金繰りの不安は、「問題の大きさ」よりも、整理されていないことから生まれる場合が少なくありません。・手元資金はいくらか・支払いはいつか・入金はいつかこれを紙の上に並べるだけでも、漠然とした不安が“扱える問題”に変わります。経営者には、壁打ち相手が必要です経営の判断は、最終的には一人で行うものです。ただ、考えを整理する相手がいるだけで、・見落としに気づく・判断が冷静になる・不安が言語化できるこうした変化が起こります。資金繰りの整理は、必ずしも難しい計算が必要なわけではありません。むしろ、一緒に状況を見直す時
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第19回 売上を増やす前に、止血を考えたほうがいい理由

「売上を上げないといけない」経営をしていると、この言葉が頭から離れなくなります。広告を出す。新サービスを作る。単価を上げる。営業を増やす。確かに、売上は大切です。けれど、私は現場で何度も見てきました。売上を追いかける前に、止血が必要な状態の会社を。売上が増えても、お金が残らないことがある売上が上がっても、・回収サイトが長い・仕入れが先払い・固定費が重い・借入返済が重なっているこうした状態では、むしろ売上増加が資金繰りを悪化させることもあります。「忙しいのに、お金が減っている」これは珍しい話ではありません。本当に見るべきは“流れ”です経営で怖いのは、売上が低いことではなく、お金の流れを把握しないまま動くことです。今、手元資金はいくらか。来月の支払いはいくらか。入金はいつか。これを整理するだけで、“漠然とした不安”は“扱える問題”に変わります。止血とは、守るということ止血というと、後ろ向きな印象を持つかもしれません。でも違います。止血は、防御です。生活を守るため。事業を続けるため。冷静な判断を取り戻すため。まず守る。それから攻める。売上を増やすのは、その後でも遅くない資金繰りが整理されていない状態で売上を追うと、焦りが判断を鈍らせます。一方で、流れが見えていると、攻めるタイミングも、退くタイミングも、選べます。もし今、「売上を上げなきゃ」と焦っているなら、一度立ち止まってみてください。止血が必要な状態かもしれません。資金繰りは、苦しくなってからのものではなく、安心して攻めるための土台です。まずは整理から。(あなたの事業のお金の巡りを整理するためにお役に立てるメニューを下に挙げておき
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