第19回 売上を増やす前に、止血を考えたほうがいい理由
「売上を上げないといけない」経営をしていると、この言葉が頭から離れなくなります。広告を出す。新サービスを作る。単価を上げる。営業を増やす。確かに、売上は大切です。けれど、私は現場で何度も見てきました。売上を追いかける前に、止血が必要な状態の会社を。売上が増えても、お金が残らないことがある売上が上がっても、・回収サイトが長い・仕入れが先払い・固定費が重い・借入返済が重なっているこうした状態では、むしろ売上増加が資金繰りを悪化させることもあります。「忙しいのに、お金が減っている」これは珍しい話ではありません。本当に見るべきは“流れ”です経営で怖いのは、売上が低いことではなく、お金の流れを把握しないまま動くことです。今、手元資金はいくらか。来月の支払いはいくらか。入金はいつか。これを整理するだけで、“漠然とした不安”は“扱える問題”に変わります。止血とは、守るということ止血というと、後ろ向きな印象を持つかもしれません。でも違います。止血は、防御です。生活を守るため。事業を続けるため。冷静な判断を取り戻すため。まず守る。それから攻める。売上を増やすのは、その後でも遅くない資金繰りが整理されていない状態で売上を追うと、焦りが判断を鈍らせます。一方で、流れが見えていると、攻めるタイミングも、退くタイミングも、選べます。もし今、「売上を上げなきゃ」と焦っているなら、一度立ち止まってみてください。止血が必要な状態かもしれません。資金繰りは、苦しくなってからのものではなく、安心して攻めるための土台です。まずは整理から。(あなたの事業のお金の巡りを整理するためにお役に立てるメニューを下に挙げておき
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