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『ベリ恋♡ ――世界で一番、甘いしるし。』 2

オリジナル曲とオリジナル小説のコラボ作品です。ジャンル現代青春恋愛小説前回の続きです。オリジナル曲紹介この小説からオリジナル曲『ベリ恋♡』が誕生しました。最初の曲タイトルは「ストロベリー・トリップ♡恋の食べ放題」でしたが今風の曲タイトルに『ベリ恋♡』に変更して曲をリリースしました。ぜひ、小説を読みつつ聴いて頂ければ嬉しいです。ベリ恋♡2曲有ります。Remix版第3章:人混みの中の確信と揺らぎ第1節「迷子にならないで」 いちごフェスから帰る途中、私たちは横浜駅の地下街を歩いていた。 時刻は午後5時を過ぎたばかり。週末の夕方ということもあり、人混みはどんどん増していった。「すごい人ですね」「うん。さっきのフェスより多いかも」 蓮さんが、少し困ったような顔をした。 私たちは手を繋いで歩いていたけれど、人の波に押されて、何度か離れそうになった。「芽衣、大丈夫?」「はい、大丈夫です」 でも、本当は少し不安だった。 こんなに人が多いと、一瞬で見失ってしまいそうで。「あ、見て。あそこにスイーツのお店がある」 私が指差した先には、新しくオープンしたらしいパティスリーがあった。ショーウィンドウには、美しいケーキが並んでいる。「綺麗ですね」「うん。でも、今日はもういちごでお腹いっぱいだよね」「そうですね。また今度来ましょう」 そう言って、私たちは先に進もうとした。 その時だった。 急に後ろから、大きな団体客の波が押し寄せてきた。修学旅行らしい高校生たちが、わいわいと騒ぎながら通り過ぎようとしている。「わ……!」 私は思わず、蓮さんの手を強く握った。 でも、人の波は容赦なく、私たちの間に割って入って
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