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梅花のスプリングコール ―春を呼ぶ少女たちの物語2

ジャンル 青春・音楽・学園・成長物語 曲紹介 ほころび♡スプリングコール!〜梅とうぐいす〜 この小説から出来上がった曲です。第2章:五人の春、五つの痛み 第1節「集まる想い、それぞれの傷」  三月に入り、梅の花は満開を迎えていた。  梅ヶ丘高校の梅林は、今が一年で最も美しい時期だ。白とピンクの花が咲き誇り、甘い香りが校内中に漂っている。  春花は、いつものように早朝の梅林にいた。でも今日は一人ではなく、美鈴、陽菜、詩織の三人も一緒だった。 「わあ、すごい!満開だね!」  陽菜が歓声を上げた。 「本当……綺麗ですね……」  詩織も目を輝かせている。 「ね、この満開の梅林で、一度みんなで歌ってみない?」  美鈴が提案した。 「え、今?」  春花が驚いた。 「うん。春花、少しずつ人数増やしていくって言ったでしょ?今日は四人。ちょうどいいと思うんだ」 「で、でも……」 「大丈夫。私たち、敵じゃないよ」  陽菜が春花の肩に手を置いた。 「春花さんのペースでいいから。ね?」 「う、うん……やってみる……」  春花は深呼吸をした。 「じゃあ、詩織ちゃん、スマホでピアノの伴奏流してくれる?」 「はい」  詩織がスマートフォンを操作すると、シンプルなピアノ伴奏が流れ始めた。 「せーの」  美鈴が合図を出した。  春花は目を閉じて、歌い始めた。 「ふわり 息が白くなる朝 でもね 胸はもう咲いてる……」  声は震えていた。でも、止まることはなかった。  美鈴が、春花の声に重ねるように歌い始める。陽菜も、少し遅れて加わった。  三人の声が重なり、ハーモニーを作っていく。  春花は、自分の声だけじゃな
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