心|答えが出る前に、大切にしてほしいこと
迷っているとき、人はつい「答え」を出そうとします。どちらが正しいか。どちらを選ぶべきか。後悔しないのは、どっちか。でも、答えを急げば急ぐほど、心はかえって遠くなることがあります。迷いを消そうとしなくていい迷いがあると、それを「なくさなきゃいけないもの」だと思ってしまいがちです。でも本当は、迷いは消すものではないのかもしれません。迷いは、まだ言葉にならない感情が、そこに留まっている状態。大切なものがあるから、簡単に決められないだけなのだと思います。答えより、あとに残るもの答えが出たかどうかよりも、心は、もっと別のところを見ています。ちゃんと立ち止まれたか。自分の気持ちを無視しなかったか。急がせずに、向き合えていたか。そうした時間があったかどうかで、結果がどうであれ、心の納まり方は変わってきます。答えは、考え抜いた先ではなく多くの人が、「もっと考えれば答えが出る」と思っています。でも実際は、感情を置き去りにしたまま頭だけで整理しようとしても、答えは、なかなか形になりません。答えが現れるのは、気持ちがきちんと扱われたあと。無理に引き出すものではなく、自然に輪郭を持ちはじめるものです。見つめている途中で答えが出ない時間は不安になりやすく、ひとりで抱え込みやすい時間でもあります。でも、そばに、小さな灯りがあるだけで、見つめ方が少し変わることもあります。違った角度から覗いてみると、腑に落ちそうな感覚がふと、よぎることもあります。自分の歩く速さを、思い出すような瞬間が訪れることもあります。一人で、全部を背負わなくてもいい。最後にすぐに答えが出ていなくても、あなたは立ち止まれています。今の心の
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