複数人で使うExcelは、入力段階で8割決まる
1つのExcelを、複数人で入力・更新・記録していく業務はよくあります。ヘッダを付けて、1行目に入力例を書いて、「このルールで入力してください」と説明しても、人が増えると必ず崩れます。不慣れな人が入ると、・書式が変わる・表記が揺れる・決めたはずの統一ルールが守られないこれは個人の問題ではなく、Excel側の設計の問題です。そのため、固定情報は直接入力させないようにしています。部署名、区分、種別などはマスターを別シートに用意し、プルダウン(コンボ)から選ぶ形式にします。こうしておくと、・表記揺れ・入力ミス・集計時の不整合がほぼ発生しません。後からピボットテーブルを組んだり、別シートへデータを引っ張ったりする時に、入力の揺れが原因のエラーを回避できます。入力する側も選ぶだけなので、手間はむしろ減ります。もう1つ、事務経験の少ない人が入社した際に、必ず伝えていることがあります。多くの人はマウス操作が中心で、キーボードだけで処理する習慣はありません。ですが、・ショートカットキー・Fキー・Alt+矢印でのコンボ操作これを使えるだけで、入力スピードは一気に上がります。難しい説明はしません。そのExcelシートを使うために必要な最低限のショートカットだけを、シートの一番上に数行メモとして置く。それだけでも、業務効率は確実に変わります。Excelは、「入力してもらう前」の設計で結果の8割が決まります。人に注意するより、間違えようがない形にしておく。それが、複数人で使うExcelを壊さない一番の方法です。
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