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混乱しているのは、変わろうとしているから

「もう、わけがわからなくて」カウンセリングルームに入ってきた彼女は、座るなりため息をついた。クライエント「すみません、いきなり予約してしまって...」ダイキ「いえいえ、大丈夫ですよ。今日はどんなことでお越しになったんですか?」クライエント「なんか...最近、もう、わけがわからなくて」そう言って、彼女は少し困ったように笑った。クライエント「転職して、新しい仕事を始めたんです。それ自体は良かったと思ってるんですけど...でも、毎日が混乱していて。やることは山積みだし、覚えることも多いし、人間関係も新しくて。もう、頭の中がぐちゃぐちゃなんです」ダイキ「ぐちゃぐちゃ...」クライエント「はい。朝起きても、何から手をつけていいかわからない。仕事中も、あれもこれもって焦って。夜は疲れすぎて何もできないのに、頭は冴えて眠れなくて」彼女は手元の資料を整理しようとして、また止めた。その動作に、彼女の内面の混乱が表れているようだった。「しっかり者」として生きてきたダイキ「転職されてから、どのくらい経ちましたか?」クライエント「...1年くらいです。もうそんなに経つのに、まだこんな状態で」ダイキ「『もうそんなに』って思われるんですね」クライエント「だって、普通はもっと早く慣れますよね。私、前の職場では10年以上働いてたんです。そこでは何でもスムーズにこなせてたのに」彼女の声には、自分への苛立ちが滲んでいた。ダイキ「前の職場では、スムーズだった」クライエント「はい。むしろ、周りからは『しっかりしてるね』って言われてました。子どもの頃からずっとそう言われて育ってきたんです」少し間があった。クライエント「
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目標を失って3ヶ月。何もかも中途半端に感じる42歳の選択

何もかもが中途半端に感じる日々カウンセリングルームに入ってきたクライエントは、少し疲れた様子だった。座るなり、小さく息を吐いた。クライエント「最近、何をやっても中途半端な感じがするんです」静かに、でもどこか切迫した声だった。ダイキ「中途半端、ですか」クライエント「はい...仕事も、家のことも、全部。何か一つのことに集中できなくて。頭の中がずっとモヤモヤしてるんです」クライエントは両手を組んで、膝の上に置いた。視線は床に落ちている。ダイキ「そのモヤモヤは、いつ頃から感じるようになりました?」クライエント「...そうですね、半年くらい前からかな。いや、もっと前からあったかもしれないけど、気づいたのは最近です」少し考えてから、クライエントは続けた。クライエント「実は、数ヶ月前に昇進したんです。ずっと目指してた管理職になれて。周りからは『おめでとう』って言われるし、自分でも嬉しいはずなのに...なんか、違うんですよね」目標を達成したはずなのにダイキ「嬉しいはずなのに、違う?」クライエント「はい。なんていうか...昇進するまでは、『管理職になる』っていう明確な目標があったんです。それに向かって頑張ればよかった。でも、なってみたら...『で、次は?』って感じで」クライエントは少し苦笑した。クライエント「贅沢な悩みですよね。でも本当に、毎日『このままでいいのか』って思っちゃうんです。朝起きても、なんか気持ちがスッキリしなくて」ダイキ「『このままでいいのか』...その言葉、何度も頭の中で繰り返されてる感じですか?」クライエント「そうなんです。仕事中も、家にいる時も。何かしようとしても、その言葉
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