絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む

すべてのカテゴリ

10 件中 1 - 10 件表示
カバー画像

場面32-3:“うまく見せる”より“いつもの笑顔”

はじめての運動会。1歳児クラスの先生たちは、ちょっと迷っていました。「ちゃんと見せる練習…した方がいいのかな?」「でも、この子たちって、“練習のための動き”より、普段の方がいい顔してるよね」そこで決めたテーマはひとつ。“いつも通りを、そのまま見てもらおう”保護者にはこう伝えた。・特別な発表はしません・いつもの遊びの延長です・最後は、ママやパパのところに走っていってぎゅーっとしますさらに、お迎えの時間には音楽を流して、親子でちょっとずつダンスを楽しめる時間もつくった。——そして当日。ちょっと泣いちゃう子もいた。でも、ほとんどの子が、“いつもの姿”のままママやパパのもとへ走っていった。それを見て、先生は思った。「これでよかったんだよね」この運動会を終えたあと、先生が振り返った内容として“子ども主体の保育”になっているか?を考えよう。クイズ「普段の姿を大切にする」という考えを保護者と共有できたことがよかった。⭕️か❌か保育のポイント行事は「上手に見せる場」ではなく、“子どもの今”をそのまま共有する場です。1歳児にとって大切なのは、成功や完成度ではなく✔安心できる環境✔いつもの関係性✔やってみようとする気持ち保護者にもそれを伝えていくことで、“評価する行事”から“共に育ちを感じる行事”へと変わっていきます。答え⭕️
0
カバー画像

♠︎6 「できない」から始まる保育

春のやわらかい風の中ピカピカの名札をつけた3歳児のAちゃんでもママの手をぎゅっと握ってなかなか離れない「初めての集団生活なんです慣れるまではなるべく手をかけてあげてください」そう話すママの声も少し不安そうその様子を見ていた保育者の頭には「“3歳だから自分で”って伝えた方がいいかな」とよぎったがそれは違う!と頭を切り替えたママが帰った後に先輩保育者に尋ねてみた「“園ではこうしてます”って家でもお願いしたほうがいいですかね」「それもまだ早いかもね」少しAちゃんの様子を見ながら先輩が言う「まずはママの不安に寄り添って安心してもらうことかな」「その中でAちゃんが“やりたい”って動いた瞬間を一緒に喜んでいきたいね」Aちゃんはまだ保育室の隅でじっと立っているでもその手の中で少しずつ自分で進む力を育てている
0
カバー画像

保育士と保育園のあいだにある法律──現場を支える見えないルール

子どもを預かり、育ちを支える保育士の仕事。しかしその現場は、やりがいと同時に負担も大きく、労働時間、人員配置、責任範囲など、法律と密接に関わっている。「どうして保育士の仕事はこんなに忙しいのか?」「保育園側はどう法律を守るべきなのか?」その答えは、“保育士と保育園の間にある法律”に隠れている。第1章 保育士の働き方は「労働基準法」で守られている保育士も他の労働者と同じく、労働基準法の保護を受ける。📌守られるポイント労働時間(原則1日8時間・週40時間)残業には残業手当が必要有給休暇は取得できるサービス残業は違法しかし現場では「子どもの前でタイムカードを押せない」「持ち帰り仕事が多い」など“実質的な長時間労働”が問題になりやすい。保育士が声を上げにくい職場ほど、法律とのズレが積み重なっていく。第2章 人員配置のルールは「児童福祉法」保育園には、年齢ごとに最低人数の配置基準がある。この基準を下回ると、保育の安全が損なわれ、指導や行政処分の対象になる。ただし現実は、「休憩中なのに呼び戻される」「配置基準ギリギリで回す」など、グレーな運用も多い。第3章 保育事故と責任の所在保育中の事故は「誰の責任になるのか」――よくある疑問だ。⚖️基本ルール保育園は“預かった子どもに対する安全配慮義務”を負う園の過失があれば、園(法人)が損害賠償責任を負う個々の保育士個人に責任追及が及ぶケースは極めて稀ニュースで“保育士が書類送検”と言われることがあるが、ほとんどが形式的で、実際の裁判では園側(法人)が主体。保育士個人が過度に不安を抱く必要はないが、園側の責任はとても重い。第4章 ハラスメントと法律実
0
カバー画像

♠︎10 その子のペースでいい

雨の日の保育室小麦粉粘土コーナーで子どもたちは夢中手を白くしながらこねてちぎって楽しそうその少し離れたところでAちゃんはテーブルに座ってじっと見ているときどき横目でチラチラそれを見ていた保育者がぽつり。「一回やってみよう」と首を横に振るAちゃんに「やってみたら楽しいかもよ」と言い手に持たせてみるがその姿に園長が近づき「無理にやらせちゃうとAちゃんの興味がなくなっちゃうと思うな」保育者は他の子の様子を見ながら気持ちを待ってみることにした「粘土だけじゃなくて砂とか泥とか別の素材も試せるようにしてあげたら」「おうちの人には“見て楽しんでました”とお迎えの時にお伝えしておきます」Aちゃんは今日も少し離れた場所から見ている触れていなくてもちゃんと遊びに参加している観察だって立派な成長
0
カバー画像

場面32-2:“うまく見せる”より“いつもの笑顔”

はじめての運動会。1歳児クラスの先生たちは、ちょっと迷っていました。「ちゃんと見せる練習…した方がいいのかな?」「でも、この子たちって、“練習のための動き”より、普段の方がいい顔してるよね」そこで決めたテーマはひとつ。“いつも通りを、そのまま見てもらおう”保護者にはこう伝えた。・特別な発表はしません・いつもの遊びの延長です・最後は、ママやパパのところに走っていってぎゅーっとしますさらに、お迎えの時間には音楽を流して、親子でちょっとずつダンスを楽しめる時間もつくった。——そして当日。ちょっと泣いちゃう子もいた。でも、ほとんどの子が、“いつもの姿”のままママやパパのもとへ走っていった。それを見て、先生は思った。「これでよかったんだよね」この運動会を終えたあと、先生が振り返った内容として“子ども主体の保育”になっているか?を考えよう。クイズ特別な練習をせず、普段の姿を大切にしたことで、子どもに無理なく当日を迎えられた。⭕️か❌か保育のポイント行事は「上手に見せる場」ではなく、“子どもの今”をそのまま共有する場です。1歳児にとって大切なのは、成功や完成度ではなく✔安心できる環境✔いつもの関係性✔やってみようとする気持ち保護者にもそれを伝えていくことで、“評価する行事”から“共に育ちを感じる行事”へと変わっていきます。答え⭕️
0
カバー画像

場面32-1:“うまく見せる”より“いつもの笑顔”

はじめての運動会。1歳児クラスの先生たちは、ちょっと迷っていました。「ちゃんと見せる練習…した方がいいのかな?」「でも、この子たちって、“練習のための動き”より、普段の方がいい顔してるよね」そこで決めたテーマはひとつ。“いつも通りを、そのまま見てもらおう”保護者にはこう伝えた。・特別な発表はしません・いつもの遊びの延長です・最後は、ママやパパのところに走っていってぎゅーっとしますさらに、お迎えの時間には音楽を流して、親子でちょっとずつダンスを楽しめる時間もつくった。——そして当日。ちょっと泣いちゃう子もいた。でも、ほとんどの子が、“いつもの姿”のままママやパパのもとへ走っていった。それを見て、先生は思った。「これでよかったんだよね」この運動会を終えたあと、先生が振り返った内容として“子ども主体の保育”になっているか?を考えよう。クイズせっかく保護者が来るのだから、セリフを言うなど“見せ場”をもっと作るべきだった。⭕️か❌か保育のポイント行事は「上手に見せる場」ではなく、“子どもの今”をそのまま共有する場です。1歳児にとって大切なのは、成功や完成度ではなく✔安心できる環境✔いつもの関係性✔やってみようとする気持ち保護者にもそれを伝えていくことで、“評価する行事”から“共に育ちを感じる行事”へと変わっていきます。答え❌
0
カバー画像

♠︎9 トイレ前の小さな衝突

楽しみにしていたお話し会の前たっぷり遊んだあとトイレへ向かう子どもたちその時トイレから出てきたA君と入ろうとしたB君がバチンッと正面衝突「そっちがぶつかった!」「ちがうよ!」2人とも涙と怒りでいっぱいケガはないけど気持ちはちょっと複雑それを見ていた保育者は自分たちで解決できるかなと少し見守る?っていると園長もその姿を見て「見守ることも大事」だけど2人は涙と怒りで言い合い「“痛かったねわざとじゃなかったよね”」怒りと涙で言葉に詰まる2人の様子に保育者が少し助け舟涙と怒りが収まるとA君にもB君にも“ぶつからないように気をつけようね”と伝えた2人が謝るのに10分「“早く謝りなさい”っていうのは簡単だけどそれじゃあ2人の心にモヤモヤが残っちゃうもんね」「はい」保育者は2人は少しずつ言葉を交わし始める姿に笑顔を浮かべたぶつかったのは体だけじゃないその奥で気持ちのやりとりがあった
0
カバー画像

♠︎11 はじめてのトイレチャレンジ

2歳になったばかりのAちゃ初めての育児に向き合うママは毎日が手探り「同じクラスの子がおむつ外れたみたいで…」少し焦った様子でトイレに誘ってみるけれど「いや!いかない!」Aちゃんは全力で拒否そんな日が続きママは保育者に相談に来たその話を聞いた保育者は“もう少し待ってください”と止めることはしないほうがいいなと考えただからと言って園で進めるから家ではやらなくていいって伝えるわけにもいかないそこでまずは“頑張ってるんですね”ってママの気持ちを受け止めなきゃそれで園での進め方も伝えて一緒に考えていきましょうと伝えればいいかなと考え話し始めたAちゃんは今まだ準備の途中でもその隣でママも一緒に育っている
0
カバー画像

場面31-3:やさしさの距離ってむずかしい

軽度な発達の遅れがある4歳のTちゃんは、言葉は少なめだけど、静かに絵本を読んだり、積み木でじっくり遊んだりするのが好きな女の保育園では、にぎやかな遊びよりも「ひとり時間」を楽しむタイプです。でも、そんなTちゃんに最近ちょっと変化が。同じクラスのPちゃんが、「Tちゃん、こっちこっち!」「これしてあげる!」と、よくお世話を焼くようになったのです。最初は微笑ましかったのですが…だんだんPちゃんが「こうして」「それはダメ!」とTちゃんにたくさん指示を出すようになり、Tちゃんの顔から笑顔が消えていきました。ある日、みんなが砂場で遊んでいると、Pちゃんに手を引かれてTちゃんもやってきました。でもしばらくすると、Tちゃんが「いや!!」といつになく大きな声を出し、ひとりでその場を離れてしまいました。担任の先生がPちゃんに「どうしたの?」と聞くと、「Tちゃんが、私の言うこと聞いてくれないの」と不満そうにぽつり。今後の対応として、「保育所保育指針」第1章「総則」に照らし、正しい対応は?クイズTちゃんにとってPちゃんは大事な存在だから、まずはTちゃんがPちゃんに「ごめんなさい」を言えるように促す。⭕️か❌か保育のポイント子どもが誰かを「助けたい・支えたい」と思う気持ちはとても尊いものです。でもその“やさしさ”が、相手の気持ちやペースを無視してしまうと、「指示」や「支配」になってしまうことも。先生は、両方の子どもの思いを丁寧に汲み取りながら、・「誰かのために動きたい」気持ち・「自分の気持ちを大事にしたい」気持ち両方がバランスよく育つように、そっと心をほどいてあげる存在であることが求められます。答え❌
0
カバー画像

♠︎7 正しさより考えること

4月初出勤を終えたばかりの保育者この日は園内研修「保育の自己評価」がテーマグループワークで輪になりふりかえりについて話し始める「結果より気持ちが大事だよね」「地域の声ってそこまで必要かな」「評価結果は見れたほうがいいかな」いろんな意見が出てFさんは少し混乱する「これ…どれが正しいんだろう」その様子を見ていた先輩がぽつり「全部を正解か不正解で考えなくてもいいと思うよ」「え?」「でもね自分の保育を見直して専門性を高めていくっていう視点はすごく大事」「なるほど…」Fさんは静かにうなずく“わからない”と思った時間も保育者としての一歩になっていく
0
10 件中 1 - 10