占い師・理科準備室の博、まさかの壁と化す
今朝、駅へ向かう道で、前を小さな女子高生が歩いていました。背中がほんのり丸まっていて、まるで冬の朝に出てきた小動物みたいでした。そのとき、向こうから少し勢いのある足取りの男性が。ああ…見覚えのあるあの感じ。いわゆる“ぶつかりおじさん”と呼ばれるタイプの動き。なんとなく、このままでは彼女にまっすぐ突進してしまう気配がして、気づけば私はとっさに小走りしていた。ここで、私のスペックを書いておくと、身長170センチ。元バレーボール部で、それなりに丈夫。そして今は、冬に備えた“天然のクッション”(脂肪)もたっぷり搭載。言うなれば、いざというとき人を守るのに向いたボディである。そっと彼女の前に入った瞬間、男性がそのまま突進してきて、私にぶつかった。が、私はほとんど動かず。逆に、男性の方が一歩よろめいた。自分でもびっくりするほどの“衝撃吸収率”だった。彼は何も言わず、すっと別の方向へ歩いていった。女子高生は何も知らずにそのまま歩いて行った。それを見て、胸のあたりがふわっとあたたかくなった。ほんの小さなことだけれど、「誰かの朝が、少しだけ守られたかな」と思えたから。でも同時に、少し切なくもなる。街にはどうしても、イライラや不機嫌が溢れていて、誰かにぶつかりたくなる日も、人もいるのだろう。それでも、やさしさを向ける人がどこかにひっそりいるだけで、世界は少し柔らかくなる。そんなことを思いながら、私は駅へ向かった。◆ご注意◆この出来事はあくまで“とっさの反応”で起こったもので、決してマネしないでください。危険な場合もありますし、トラブルにつながる可能性があります。どうか皆さまは、安全を最優先にお過ご
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