31. 肩甲骨はがしの真実と正しい理解
こんにちは!パーソナル整体セラピストのかおるです
近年、整体やYouTubeなどで「肩甲骨はがし」という言葉をよく耳にするようになりました。多くの動画や施術では、強い力で指を肩甲骨の下に差し込み、筋肉を剥がすようにゴリゴリと動かしている場面を目にします。体重をかけて押したり、強引に筋肉を引きはがすような手技も珍しくありません。しかし、実際には翌日に痛みが残ったり、場合によっては骨にひびが入ってしまうリスクもあるのです。肩甲骨は非常に薄い骨で、少し強い衝撃を加えるだけでも「コン」と音を立てて割れてしまうことさえあります。安易な力任せの施術は、骨挫傷や将来的な五十肩の原因につながりかねません。
そもそも世間で広まっている「肩甲骨の癒着を剥がす」という発想自体に大きな誤解があります。肩甲骨は本来、体にベタッと張り付いているようなものではなく、可動性を持って存在している骨です。指が肩甲骨の下に入るかどうかは癒着の有無ではなく、周囲の筋肉のつき方や柔軟性の違いによるものです。筋肉量の少ない女性は指が入りやすいですが、しっかり鍛えている男性は入りにくい。それだけの差であり、「剥がさなければならない癒着」などというものは基本的には存在しません。
ではなぜ肩甲骨に注目が集まるのでしょうか。それは肩甲骨の位置や動きが、私たちの健康に大きな影響を与えるからです。本来、四足動物は常に肩甲骨に体重がかかり、日常的にしっかりと動かされています。そのため首や肩のこりとは無縁でした。しかし人間が二足歩行になったことで、肩甲骨を使う機会は「手を挙げるとき」くらいに限定されてしまったのです。その結果、肩甲骨は
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