【松野翔太:堺市/教師】 冷蔵庫の音に人生を学んだ夜
深夜、部屋が静まり返った頃にふと耳に入ってきたのは冷蔵庫の低い唸り声のような音だった。普段は気にも留めないが、その夜はなぜか耳に残った。冷蔵庫が動くのは当たり前だと思っていたが、考えてみればあれは食材を守り続けるための働きであり、誰もが眠っている時間にも休むことなく役割を果たしている。まるで見えないところで頑張り続けている人の姿のようだと感じた瞬間、急に愛おしくなった。私たちは表に出る結果にばかり目を向けがちだ。誰が成果を出したとか、何が売れたとか、どんな評価を得たとか。しかしその裏側では目立たない仕事が積み重なっていて、その地道な働きがなければ表の成果は存在しない。冷蔵庫の音を聞きながら、ふとココナラに出品されている無数のサービスのことを思い出した。派手な見出しで注目を集めるサービスもあれば、一見地味に見えて実は多くの人を支えているものもある。冷蔵庫と同じように、その存在に気づかない人が多いだけで、なくてはならない役割を担っている。冷蔵庫は音を出すことを嫌がらない。ただひたすらに動き続け、成果を出す。中の食材が腐らないということ自体が、実はものすごく大きな価値なのだと考えると、普段当たり前だと思っていたことが急に尊いものに変わった。同じように、ココナラで誰かが何気なく依頼したサービスが、その人の生活や仕事を大きく変えるきっかけになることがある。外から見れば小さな作業でも、受け取った側からすれば心が軽くなることや前進する勇気になることがある。人は大きな成功や華やかな瞬間を求める。しかし本当に人生を支えているのは、冷蔵庫の音のように見過ごされがちなものではないだろうか。誰かが見て
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