自分が自分の親になるって?──スキーマ療法が教えてくれる心のケア
仕事でミスをしたとき、誰かに拒絶されたとき、ふとした瞬間に湧いてくる“自分責め”の声。そんなとき、あなたはどんな言葉を自分にかけていますか?■「スキーマ療法」って?
スキーマ療法は、心理療法のひとつで「幼少期の経験」が現在の考え方や行動パターンに影響している、という考えに基づいています。スキーマ(=早期不適応的スキーマ)は、子どもの頃に形成され、大人になっても根強く残る“心のクセ”のようなもの。
🧠 たとえば、こんなスキーマ
* 「どうせ自分は愛されない」
* 「頑張らないと価値がない」
* 「頼るのは弱いこと」
こうしたスキーマは、大人になってからも無意識に行動を縛り、自分を苦しめる原因になります。
■「自分が自分の親になる」ってどういうこと?
スキーマ療法の大きな柱のひとつが、「モード」という概念。これは、今その瞬間に表れている“心の状態”のことです。たとえば——
* 怖がっている子どものような「傷ついた子どもモード」
* 他人を怒らせないように振る舞う「従順モード」
* 自分をきつく責める「批判的な親モード」
……そんなモードたちを、自分の中にいくつも持っているのが私たち。
だからこそ大切なのが、「健康な大人モード」。これは、自分の中にいる子どもをあたたかく抱きしめ、必要な境界線を引き、安心できる環境を整えてあげられる“心の中の理想の親”のような存在です。
▼つまり、スキーマ療法で目指すのは
→ 「自分の中の子どもを、自分自身が安心させてあげられるようになる」こと。それはまるで、自分が自分の親になるような作業。■どうしたら“理想の親”になれるの?
いきなりは難しいかもしれ
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