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(私が決める)日本の名宿 #12 御宿 The Earth

本日は三重県の鳥羽市にある御宿 The Earthをご紹介いたします。 名前だけ聞くとデザイン性に舵を切ったコンセプトホテルかと思いますが、きっちりと日本旅館の寛ぎを提供いただける宿です。 2008年に誕生した歴史的には浅い宿ですが、伊勢志摩地区を代表する名宿だと思います。 鳥羽から賢島方面へ続くパールロードから外れ、だんだん細くなっていく道を断崖絶壁の海際まで進んだ先、54,000坪の広大な敷地に御宿The Earthはあります。 到着前にパッと広がる建物と景色、このアプローチも非常に期待感を注ぐアプローチになっています。 無限に広がる太平洋の水平線、地球の丸さを感じることができる、そこからThe Earthという名前がついているそうです。 全16室の客室はすべてが露天風呂付のスイートルームになります。 さて客室の選び方ですが、最もオーソドックスなオーシャンスイートでも、ベッドルームにリビングルーム、海を眺めるテラスに露天風呂、広さも60㎡あるため問題ないかと思います。 御宿 The Earthの食事は基本的にレストラン食ですが、お部屋食でゆっくりと過ごすというコンセプトから、プレミアムスイートという客室タイプだけがダイニングルーム付の客室になっています。 お部屋でゆっくりと食事を楽しみたいという方にはこちらの客室がお勧めです。 最もハイクラスになるプレジデンシャルスイートはベッドルームがオープンデッキにあるため、ベッドにいながら朝の光や海を眺めることができるお部屋になっています。 最も広い客室というメリットより、このベッドルームでの過ごし方に魅力を感じる方にはお勧め
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(私が決める)日本の名宿 #11 西村屋本館

本日ご紹介する名宿は兵庫県の城崎温泉にある西村屋本館です。 これほど温泉街らしい温泉街はないのでは?と思うぐらい、温泉街の旅情があり、浴衣に下駄で散策したくなる、そんな温泉街だと思います。 城崎温泉の温泉街には7つの外湯があり、外湯めぐりをしながら温泉街を歩くことが名物になっています。 そのため、この温泉街のエリアには旅館の規模や大浴場の大きさに対する条例があり、昔からある小さめの旅館が軒を並べているのも1つの特徴です。 なので、大型旅館はすべて温泉街の外れに建っています。 そんな風情ある城崎温泉で、160年の歴史を誇る関西を代表する老舗旅館が西村屋本館です。 西村屋本館の魅力は何と言っても「歴史と伝統」です。 西村屋本館は北大路魯山人や棟方志功なども宿泊した歴史の宿で、その門構えはお土産屋や射的屋が並ぶ温泉街においても圧倒的な存在感を放っています。 客室は34室。木造2階建てでエレベーターはありません。 中庭の提案を囲むように部屋が並ぶ、静かな宿です。 さて客室ですが、個人的には一般客室(8畳タイプの露天風呂なし)で十分かなと思います。 西村屋本館には趣が異なる大浴場が3ヵ所あり、貸切風呂もあります。また最初に書いた通り、城崎温泉は7つの外湯めぐりが名物です。 ですので、お部屋に露天風呂はなくていいかなと。 8畳+広縁、シンプルなお部屋ですが中庭を臨む静かな空間は十分にお寛ぎいただけると思います。 もちろん2間続きのお部屋や露天風呂付の広めのお部屋もありますので手狭に思われる方はそちらをご利用下さい。 ただ、本当に歴史が好きだ!という方には平田館へのご宿泊を
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(私が決める)日本の名宿 #10 名月荘

本日は山形県のかみのやま温泉にある名月荘をご紹介します。 かみのやま温泉は山形市の少し南、上山市に位置し、蔵王連峰を望む自然にあふれた地域になります。 ちょっと不便なところなのか?と思うかもしれませんが、 東京駅から山形新幹線を使えばかみのやま温泉駅まで直通で2時間30分と、意外とアクセスは良好です。 さて、名月荘の魅力ですが「名門の安定感」だと思います。 様々なコンセプトや趣向、デザイン性など、旅館の「価値競争」は高まっていますが、老舗の接客、行き届いたサービスなど、老舗の安定した満足感を持った東北の名門とでもいいましょうか。 本当にいい旅館だなぁと感じる名宿だと思います。 まずは客室ですが、AタイプからFタイプまでランクがわかれています。 共通していえるのは、各部屋ともリビングルームがあるところがこの宿の特徴です。 基本的に夕食・朝食がお部屋食になるのですが、寛いでいる和室は片付けることなく(仲居さんに見られることなく)、リビングで食事をとれるというのが1つの配慮です。 散らかした荷物や、敷きっぱなしの布団など、「片付けないと!」という余計な心配なく、ゆっくりお部屋で過ごしていただけるというのはポイント高いと思います。 さてお部屋ですが、Aランクは客室に内風呂しかありません。 せっかくなのでもう1ランク上からがお勧めです。 Bタイプの和室2室+リビングというタイプは1室しかなく、Fタイプの貴賓室も1室しかありません。 少し大人数で利用できるタイプですが、ともに蔵王連峰ビューのお部屋になります。 Eタイプ。これはベッドルームがありますので、ベッドで寝たい!という
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(私が決める)日本の名宿 #9 緑霞山宿 藤井荘

本日ご紹介する名宿は長野駅から約1時間、山間へ山間へ、上信越高原国立公園内の山田温泉にある緑霞山宿 藤井荘です。 日本紅葉百選で1位に選ばれたこともある松川渓谷を眼下に臨む絶景の宿です。 藤井荘の魅力は「大人の絶景」だと思っています。 それは声を出して満喫する絶景でなく、流れる時間とともに静かに味わう絶景。 山の傾斜を利用して建てられた藤井荘は到着したフロントが5階(最上階)になっています。 到着してまず目に入るのが、松川渓谷を望む約30mぐらいあるであろう「絶景ラウンジ」です。 横一線に椅子が並べられ、天気がいい日は窓が開放され、松川渓谷の迫りくる自然の絶景を感じることができます。 自分はいま旅にきてるんだなぁという世界へ招き入れてくれる、そんなお出迎えです。 さて、客室ですが、和室や洋室や和洋室、離れなど様々なタイプがあります。 どう選ぼうかと悩みますが「月見縁台付」のお部屋がお勧めです。 これはバルコニーのようなイメージですね。お部屋の外に松川渓谷の絶景と自然の空気や音をゆっくり楽しむことができるスペースがついているお部屋です。 部屋タイプやグレードに関係なく、それぞれの部屋タイプに月見縁台付と月見縁台無しのお部屋があります。 最初にも書きましたが、こちらのお宿の魅力は「大人の絶景」です。 お部屋で夫婦でゆっくり、カップルでのんびり、絶景を楽しむ時間をとっていただきたいなと思います。 静けさにこだわりたい方は「鳳山亭」という未就学児が宿泊できない棟のお部屋がお勧めです。 また、絶景ラウンジやお部屋から見える松川渓谷はその全容を見渡すような眺望ですが、館内の「
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(私が決める)日本の名宿 #8 三余庵

こんなことを言うと失礼かもしれませんが、北海道にはなかなか名宿がありません。 そんなふうに思っています。 これには2つの原因があるのかなと思っています。 1つ目は、旅行者の期待値が高すぎること。「北海道だから絶対すごい美味しいものが食べれるに違いない!」という北の大地への過剰な期待。 2つ目は、大箱旅館(500室以上規模)の旅館が多いこと。 500室に2名ずつ泊ったとし、満室だと調理場では1000名分の料理を準備する必要があります。 厳選した素材の仕入れ、素材を活かした丁寧な調理、新鮮さを保ったスピード感ある提供… なかなか難しいですよね。 そこに超期待感を高めたお客様がやってくる。ギャップが生じるのは仕方ないのではと思っています。 前置きはさておき、今日は十勝川温泉の「三余庵」をご紹介したいと思います。 新千歳空港からは2時間30分、帯広駅から20分にある温泉です。 私が知る中では泉質が日本で3本の指に入ると思います。 ここは「植物性モール温泉」と謳われていますが、美肌の湯と言われるだけあって、本当にしっとりすべすべを体感できる素晴らしい泉質です。 そんな十勝川温泉で「本当においしい食を体感できる」、それが三余庵の魅力だと思います。 いろんな口コミでも、食の部分については、やはり高い評価をいただいていますね。 三余庵の客室は全11室。 すべての客室に、植物性モール温泉をお楽しみいただける客室風呂がついています。 個人的には、特別室に泊まることをお勧めします。 特別室2室、檜風呂付和室6室、檜風呂付洋室3室という構成になっています。 通常客室もリビングソファーが
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(私が決める)日本の名宿 #6 陶泉御所坊

日本三古湯の1つ有馬温泉、その宿泊料金の相場の高さは関西ではNo.1と思われる。 特に金泉といわれる赤褐色の湯が有名ですね。 そんな有馬温泉で最古の宿が「陶泉御所坊」です。 その魅力は「佇まい」と「お風呂」かと思います。 有馬温泉の温泉街には名産である炭酸せんべいを始め、お土産店や民芸品店が並びます。 また金の湯、銀の湯などの大衆浴場、金泉の足湯などもあり、温泉街ならではの情緒があります。 そのため旅館の立地も旅の楽しみかたに大きく影響します。 最も賑わう温泉街の中心、その傍らに異様なまでに静けさを保ち建つ宿、有馬温泉最古の歴史の宿「陶泉御所坊」です。 谷崎潤一郎や伊藤博文などの詩や書が残された歴史の宿は木造三階建ての雰囲気ある宿ですが、階段しかありませんので足腰に不安がある方はご注意ください。 街の中心にありながら扉一つを潜ると田舎に帰ってきたような落ち着いたロビーとスタッフのかたがたのお出迎え、ホッと安心感がうまれるこの佇まいが御所坊の空間の魅力です。 客室は20室あります。 文豪ファンの方はデラックスタイプにあたる「天楽」がおすすめです。 御所坊にゆかりのある文豪の詩や書が展示されていて、レトロ感あふれるお部屋で歴史を楽しめます。 また足腰が悪い方は「中庸」というタイプが2階になりますので比較的、負担が少ないように思います。 御所坊は「食事はお部屋でゆっくり楽しんでいただくもの」という理念のため、お食事はお部屋食です。 お料理を運んでくださる仲居さんが丁寧に説明してくださり、旅のことや有馬温泉のこと、いろいろとお話しているうちに楽しい食事の時間を演出してくだ
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