気持ちが伝えられなかった自分を責めていませんか?
「あの時、ちゃんと伝えられなかった・・・」と悔やんでいませんか?本当はこう言いたかったのに、なぜかうまく言えなかった。言葉に詰まってしまった。思ったことと違う形で伝わってしまった・・・。そんなふうに、自分の”伝え方”を後から責めてしまう事ってありますよね。うまく伝えようとしたあなたは、十分すごい気持ちを伝えるって、実はすごく難しいことです。特に、不安やつらさ、弱さを含んだ感情は、どんな言葉を選べばいいか分からなくなることもあると思います。それでもあなたは、「伝えたい」と思った。それだけで、もうすでに心が動いていた証拠です。看護師としての経験:沈黙の中にある信頼以前、「話を聞いてほしい」と訴えてくださった患者さんがいました。2人きりになれる環境を整え、向き合ってみたものの、その方は何も話さず、ずっと俯いたままでした。最初は「つらいことがあった?」「何か言いたいことがある?」と問いかけてみましたが、返事はなく、沈黙が続きました。でも、私を指名してくれたことには、きっと何か理由がある。そう思いなおし、それ以上無理に問いかけず、ただ隣に座って静かに時間を共にしました。すると10分ほど経った頃から、その方はポツリポツリと、自分の今の気持ちや家族のこと、入院に至った経緯、そしてこれからの不安や退院への想いを語ってくれたのです。その時私は、話したいことはあるけれど、すぐに言葉にできない人もいる。そんな方に対しては、無言のまま隣にいることも、立派な看護の一つなのだと、改めて感じました。自分を責めるより、自分をやさしく抱きしめて「もっとちゃんと伝えられたら・・・」と後悔するよりも、その時の自分を
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