オリジナル恋愛小説『檸檬(レモン)~突如姿を消した君~』:第一章「雨とワイン」
※『檸檬(レモン)~突如姿を消した君~』は、魅綬オリジナル小説です。
※魅綬本人の実体験を元に、登場人物や場所・建物名・出来事などには、フィクションを交えて作成しています。
※この小説に関するお問い合わせをメッセージ(DM)等に頂きましても、お答えできかねます。
※実体験を含む小説のため、無断転載や無断使用・無断引用、コピーなどの著作権侵害行為を禁止します。万が一発見した場合は、然るべき措置を取ります。
※シェアは大歓迎なので、是非お友達や家族などにシェアしてもらえると嬉しいです。第一章『雨とワイン』私たちには定位置があった。大学にはA棟~J棟まで建物がある中で、私たちはいつもB棟にあるだだっ広いテラス席にいた。授業やレッスン、各々の練習時間以外は基本的に私たちはここで過ごしたし、ここに来れば誰かしらいつも一緒にいる友達がいる。直美がイタリア語の授業を受けている間、私と麗子は練習室に行こうと思ったけど、今日は練習室が満室で予約が取れず、仕方なく授業1コマの時間をこのテラス席で過ごしていた。「あ!魅綬、来たよ!洸(ひかる)くんだ!」洸くんは私が片思い中の、私の1つ後輩のピアノ専攻の人。身長がとても高く、がっしりとした身体つきとは裏腹にスラリと細く綺麗で長い指。そして髪に緩いパーマを当てていて、少し猫背で歩くイケメン。たまに挨拶を交わしたり少しお喋りするくらの仲だけど、この恋の進め方がいまいちよく分からなくて、なかなか進展できずにいる。はぁ。今日もかっこいいなぁ。そんな事を思いながらチラチラと洸くんを見つめていると、その隣に誰かいるのが見えた。「あ!魅綬ちゃん!おはよう!」ピカーン
0