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スキーマ(固定観念・価値観)を書き換えることがカギになる

自動思考 ある出来事が起きた時にふっと浮かんでくる思考。 スキーマ 自動思考を起こさせる中核的な信念。我々が生まれ育ち生きている間に学習し、その人にとって「当然のこと」として構造化された、「ものの見方」「価値観」「信念」「思い込み」のこと。急に修正したり変更したりすることは非常に難しい。さて、次の文章の意味は読みながら理解できるでしょうか?(例)スマホの白い四角のなかにアルファベットのMを形どったアプリをタップしてそれが立ち上がったら、好きな配信者さんの放送を選んでそれをタップすると、放送が聞こえてきます。気に入ったらいいねやコメントをしてあげると配信者さんは喜びます。そしてあなた自身もスマホ1つで話したいことを収録して放送することも可能です。自分の中に「スタエフ(stand.fm )」という知識があると、そのスタエフに関する様々な構造化された知識【スキーマ】が活性化していきます。そうすると、文章を読みながらにして、「ああ、これはスタエフのことを言っているんだな」と瞬時に理解できるようになります。というわけで、人はスキーマによって情報処理の負担を軽減しているわけです。(例)「青信号は進め 赤信号は止まれ」ということがスキーマ化されている →信号を見る度に深く考え込むことなく、ほとんど無意識に止まったり進んだりすることができる (例)今日から青信号は止まれ、赤信号は進めです となると、いくら頭では理解していても、実際には今までと逆の反応や動作をすることは難しい。これはいままでの「青信号は進め 赤信号は止まれ」ということがスキーマ化されているからです。なので養育者との関わり(アタ
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苦しみを育てない

イヤなことや不快なことのようなネガティブ体験は、発生するとそればかり考えてしまいます。 誰でも好きで考えているわけではありません。イヤだけど考えちゃう。 考えること自体を止めることは出来ませんが、考え方を変えることは出来ます。 それは、苦しみを育てないような向き合い方をすることです。 1.苦しみが育ってしまう仕組み ネガティブな体験はいつでもどこでも発生しうるものです。 ですから「ネガティブな体験をしない」と決めてしまうと行動できなくなります。 行動は、ネガティブだけでなく楽しく嬉しい成功体験の源でもありますから、行動しなくなってしまえばそこで人生が立ち止まってしまいます。 行動しない、という選択肢は取らないほうがいい。 ではどうするか。 起きたネガティブ体験に囚われるか、距離を取るか、でその後が変化します。 <体験に囚われる> ネガティブ体験とそこから発生した感情(痛い、苦しい、恥ずかしい、怖い)を今すぐ打ち消そうと藻掻いたり、「こんな感情を感じる自分でいたくない」と無理に感じない風を装ったり、「どうしてこんなことを感じなければいけないんだ」と犯人捜しをし始めることが「囚われ」です。 スタートだったネガティブ体験そのものはすでに完了しているのに、感情への対処に集中しすぎることでそれに気づきません。もしかしたら痛みや苦しみもかなり和らいでいるかもしれないのに、ずっと感じ続けて苦しみ続けているかのような錯覚を起こしてしまいます。 そうすることで、ネガティブ体験が「苦しみ」にまで育ってしまうのです。 <体験と距離を取る> ネガティブな体験をして何らかの感情や感覚を得るところまでは同
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血液型占いとスキーマ

昨日、一昨日の記事に何となく続いています。先週、ある米国のTVドラマを見ていたら、面白い場面がありました。要約すると孤島に飛行機が落ちて生き残った何十人かの乗客がさらに生き延びようとする話なのですが、ある時、けが人が出たので輸血が必要となり、全員に血液型を訊くんですね。しかし、ほとんどの人が知らない。皆さんは驚くかも知れませんが、外国ではこれが当たり前なんです。私がパリに住んでいたときにフランス人たちに訊くと、大抵は自分の血液型なんて知りませんでした。一体何のためにそんなこと知りたいんだと聞き返されたこともあります。彼らにしたらみんなが知っている日本人のほうがよっぽどおかしく見えるんでしょう。当然ながら、血液型占いなんてものもありません。しかし、日本ではあい変わらず、血液型占いがさかんですね。何かあれば、A型だからだとか、B型なのにおかしいとか言います。最近ではA型系のB型だなんて、もうなんでもありです。これでは外れる方がおかしい。まあ、暇つぶしや話のつなぎになりますから、ネタとしては便利なんでしょうが。私はまったく信じていませんし、ふられても乗りませんが、それほど目くじらを立てることもないのかも知れません。ところでこの血液型占いにはスキーマが関係しているそうです。スキーマを簡単に説明すると認知心理学の用語で「自分なりの自動的な判断」のことなんですが、たとえば「病院で白衣を着ているのは医師」といったものです。一般に持っている先入観によるイメージのようなものと云ってもいいですし、それ自体は悪いものではありません。これがないといちいち判断しなければいけないので、事態にスピーディに対
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認知の歪みを生み出す源!? “ネガティブスキーマ”って何?

認知行動療法について学びを深めていくと、"スキーマ"という言葉に出会います。心理学にさほど興味がない方には、あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、実は私達の思考(認知)は普段からこのスキーマによって、非常に大きな影響を受けているのです。そして、人間関係や恋愛でのトラブルの大半は、自分の中に潜むネガティブなスキーマが原因だったりします。認知行動療法の最終的な目的は、"うまくいかないパターン"を生み出している"ネガティブスキーマ"を自ら知ることによって、深い部分からしっかりと、問題の根本的な解決を図ることなのです。これによって、本来抱えていた問題のみならず、これからの人生がガラッと変わってしまう、といっても過言ではありません!(笑)今回は、このネガティブスキーマについて、少しお話してみようと思います(*^_^*)そもそも"スキーマ"というのは、人の考えや行動に影響を与えるテンプレートのようなもの……その人の中で「これはこういうもの」と一般化された知識から、思考パターンを作り出すフィルターのようなものです。……と、書いてもイマイチわかりづらいですよね(^_^;)"心の法則"とも訳されますが、人の考えや行動にはその人なりのパターンがあり、これは過去の経験やトラウマ、人間関係、成功・失敗体験などによって作られていきます。人には学習能力があるので、例えば、電車に乗る時には切符を買って改札を通って……ということを、初めての時はイチから順を追わなければ出来なくても、何度か繰り返すうちに慣れてきて、いつの間にか深く考えることなく、こなせるようになったりしますよね。思考も同じで、成長の過程で学習
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