外出が難しくなった人間がココナラでもう一回外出できた話
私の、一番最初のサービス販売日を振り返ると、2018年1月14日とあった。この時私は、外出できず、宅配サービスも使えず、備蓄の食材を食べて生きていた。今では見知らぬ人が集まる勉強会にも顔を出せるし、行きなれた場所なら買い物にも行ける。聞くだけでパニックを起こしていたラジオも、楽しめるようになった。そんな私がココナラで得た経験は「自分のできることには価値がある」という実感に繋がっている。ペンと紙なら刑務所にもある2018年。私は、仕事でたくさんの失敗をして、自己嫌悪のあまり、外出がほとんどできなくなっていた。再就職は、できずじまい。家族にも打ち明けられなかった。幸い、仕事していた先からもらった給料は、生活費以外消費していなかったから、数ヶ月は生きていけるだけの貯金があった。しかし、そこから先は、何も考えられない。あちらの世へ行く勇気はなく、生きていくことしか選べなかった。
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