【入管法】監理措置制度とは何か ―「収容しない」という新しい選択肢―
ニュースなどで「入管」「収容」といった言葉を聞いたことはあるでしょうか。在留資格がない外国人は、原則として強制的に日本から退去させられます。その手続の間、施設に収容されることもあります。ただ、この「収容」には大きな問題もありました。長期間になることがある生活が大きく制限される心身への負担が大きいそこで導入されたのが「監理措置(かんりそち)制度」です。■ 監理措置とは何か簡単にいうと、施設に入れずに、社会の中で生活しながら手続を進める制度です。つまり従来:施設の中で待つ現在:外で生活しながら待つ(ただし条件付き)という違いがあります。■ ただし「完全な自由」ではないここが大事なポイントです。監理措置は「自由にしていい」という制度ではありません。例えば、住む場所が決められる定期的に報告が必要勝手に遠くへ行けない呼び出しには必ず応じるなど、一定のルールがあります。イメージとしては「社会の中にいるけれど、見守られている状態」です。■ 「監理人」という存在この制度で特徴的なのが「監理人(かんりにん)」の存在です。監理人とは、その人がルールを守って生活しているかを見守る人です。家族や知人がなることもあれば、専門家や支援団体が関わることもあります。役割としては、生活状況の確認必要に応じたサポート問題があれば報告といった「見守り役」に近い存在です。■ なぜこの制度ができたのか背景には、これまでの「収容中心の制度」への見直しがあります。従来のやり方では、長期間の収容が問題視される人権への配慮が足りないという批判収容施設の負担やコストといった課題がありました。そこで、「収容しないで管理する」という
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