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【世界五分前仮説】上智大学文学部哲学科小論文対策問題

哲学に興味を持っている人であるなら、「世界五分前仮説」というのを知らない人はいないだろう。 世界五分前仮説とは、「世界は実は5分前に始まったのかもしれない」という仮説で、 イギリスの哲学者 バートランド・ラッセルによって提唱された思考実験のひとつだ。 仮説の内容は簡単で、この世界が5分前に創造されたとすることを誰も反証することはできない、というものだ。 いや、そんなはずはない。 自分は30分前に最寄りの駅について、そこから自転車を家までこいて、10分前に自宅に着いた。 暑かったので、ワイシャツが汗でびしょ濡れになり、いまも汗のシミがシャツについいる。 もし、世界が五分前に造られたのなら、このシャツの汗シミはどうしてついたのだ。 そういえば、駅から自転車をこいでいるとき、ファーストフード店の前を通り、フライドチキンのいい香りがしてきた。あの揚げたてのチキンのにおいは今も鼻孔にこびりついている。だから、世界が五分前に造られたなんて、あり得ない。 そう反論する人もいるだろう。 しかし、そのフライドチキンのいい香りも、30分前に駅についてそこから自転車をこぎ、10分前に自宅に着いたという記憶も、それから汗シミのついたシャツも一切合切、5分前に創られたのだと言われたら、再び反論できるだろうか。 何のために、という目的を問うてはいけない。 それを言ったら、あなたが今から年齢分前に生まれたのは何のためにと聞かれて、たちまち答えられなくなるだろうから。 それでも、学校で歴史を習った。今から200年前は江戸時代で、当時の古文書や城郭などの建物も残っている。150年前の明治時代の写真もあるぞ。今
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「幸福論の幸不幸」東洋大学文学部哲学科自己推薦小論文型2021年

(1)問題 次の文章を読み、自分自身の経験をふまえて、「幸福であること」について1,000宇以内で論じなさい。 幸福論の幸不幸 ① 世紀を跨いだ頃から、「国民総幸福度」(GNH:Gross National Happiness )が、国情、ないしは国家の発展を測る指標として人口に膾炙(かいしゃ)するようになった。1972年にブータン王国の国王ジグミ・シンゲ・ワンチュクによって提唱されたこの考えは、国民総生産(GDP:Gross Domestic Product)ないしは国民総所得(GNI:Gross National Income)という経済指標に代わるものとして広まった。社会のほんとうの豊かさは、経済の規模や成長度で測れないというところから、GDPに象徴されるような豊かさのイメージに対抗するものとして提唱されたのである。ちなみに、政財界の人たちがひたすら注視してきた「経済成長率」といえば、このGDPの伸び率のことである。 ② 「国民総幸福度」でいう「幸福」は、国民の満足感の多寡で測られ、その満足感はさらに健康や心の安らぎ、寿命の長さ、失業や事故の少なさ、仕事と生活の調和などの観点から測られる。そしてそれを裏づける指標を求めて、「幸福に関する実証研究」なるものに取り組まれるようにもなっている。 ③ しかしいざ「幸福とは何か」というふうにその定義をなそうとすると、それは日々の暮らしに満足できていることだとはかんたんに言えないことがあきらかになる。そもそも何を満足とするかについて、意見の一致を見ることは少ないからである。 ④ 人間の行為はみな幸福をめざしているという点につい
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