俺が高校生の頃、カフェでアルバイトしてた時の話なんだけど、
同じ時期に入ってきた同期で残念な奴がいたんだ。
そいつはスペックが高くて、友達想いのすっごくいいヤツなんだけど、
なぜか彼女ができなくて、いつもいい人止まりで終わってしまうんだよね。
何かそいつの力になりたいけど、俺が手助けできることないかなって考えてた時、
中学生くらいの可愛いお客さんに出会った。
彼女は毎週土曜日のお昼頃に勉強しに来てて、
毎回同期のレジに並んでいることが多いんだ。
混んでる時に「僕のレジ開けましょうか?」って声をかけてみたんだけど、
「大丈夫です。私この⼈のレジに並ぶって決めてるんです」って断られちゃってさ、
彼女はあいつのことが好きなんだと思ったんだ。
しかも同期も彼女と楽しそうに会話してたから「これは両想いだ!」と思って、
俺は陰ながら2 ⼈のことを⾒守ってたんだ。
でも、引っ込み思案なあいつはなかなか彼女に告⽩できてないみたいで、
⼀向に2⼈の仲は進展しなかったんだよね。
ある⽇、勉強を終えた彼女がバイト終わりの同期と一緒に帰るところを⾒かけてさ、
やっと付き合い始めたんだと嬉しくなった俺は2⼈に声をかけた。
「2人とも付き合ったんだね!おめでとう!」
そしたら彼⼥はポカンとしながら、笑い出してこう⾔ったんだ。
「私たち、兄妹ですよ!」