朝のテレビで「小さな孫がタロット占いを覚えて占ってくれました。そうしたら、来週〇億当たるでしょう。来週痩せるでしょう。といい事ばかり言ってくれました。」みたいな内容だったと思います。
かわいいですね。
でも、その時ふと「占いに通う人達に、もしこの様な内容を伝えたとしたら・・・と思った時、二度とその占い師には行かないかもしれないなぁ」と思ったのです。
占いに来る人というのはおおむね『問題がある』と思っている人ですから、恋愛などは実際ほとんどの方の現状は厳しいカードが出ます。でも時々、大変良いカードが並ぶことがあります。その時は「普段は出ないんですけど」と前置きしている私がいました。
そうなんです。あまりいいカードが出ていると信用してもらえないんだろうなぁと思っている私がいたのです。
でもそこにおかしな人間心理があるのです。
You Tubeなどで再生数を稼いでいるのは恐怖をあおるような番組が多いですね。もちろんハッピーなものも多いのですが、同じくらい恐怖や不安を煽る番組が多い。
これこそ人間の人間たるところ。
他人の不幸や、自分にやってくる不幸があるとわかっている上で、それを回避したり、乗り越えて行くところに意味を持とうとしてしまうのです。
だから最初から全部幸せにしたくないのです。
特に日本人というのは国民性でしょうか「苦労した」話が好きですので、生まれた時から恵まれた人は受け入れてもらえない傾向がありますので、そういう人はなるべく苦労話をネタにしていたりすることがあります。
ついていない人はもう生きていません。不幸だと思えば思うほどその嫌痒い世界に沈んでいきます。
もういいんです。私はついてて、私はラッキーで、私は幸せだと認めて行きましょう。そう思えば占いは必要なくなりますし、その分、美味しいものを食べに行けます。
それでも占ってほしいという方はどうぞ。