【中受】『マンスリー、育成テスト番長』算数が得意というわりに、少し捻られるとフリーズする子。

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最近特に増えたなと思うのが、
『小5まで(期間限定)の算数の偏差値の高い子』なんです。
もうちょっと正確に言うと、
『マンスリー、カリテ、育成テスト、週テスト、アタックテストなどの、範囲指定のあるテストの算数では、偏差値が高く出る子たち』です。いわゆる『マンスリー番長』です。
最初は範囲指定があるから、頑張って勉強した分、偏差値が高くなっているのだと思っていました。
確かにそう言う子たちも、まだたくさんいます。
ただ、そうではない子達が、最近かなり増殖中なんです。
今までの中学受験の概念を根底から覆えすようなニュータイプの出現です。
中学受験は、『思考力を鍛え上げた子たちが上に行く』というような試験でした。
この子たちは暗記モノはできて当たり前で、『いかに捻った問題ができるか』という勝負でした。
ところが、親の過度の伴走の話、がネットを賑わすようになった頃から、ニュータイプの子達が現れ出しました。
この子たちは、各単元の典型問題をこれでもか‼️というぐらい正確に暗記しています。また、ミスが出ないようにしっかり図や表も書いてくれます。本当に素晴らしい仕上がりなんです。ここまでは伝統的な算数得意っ子と変わりません。
普通ここまで書いてくれる子は、その自分が書いたものを見て、試行錯誤しながら解き切ります。
しかし、ニュータイプの子たちは、捻られた箇所にくると、ピタッと手が止まりフリーズして、すぐに『先生、わかりません』と悪びれることもなく悔しがることもなく諦めます。逆に、解けないことに怒りが爆発して、貧乏ゆすりや髪をかきむしったり爪を噛みまくります。
『そこまで整理できたなら、もうちょっと考えたら?解けると思うよう。』
と私から話しかけても、ほとんどてが動きません。プログラム以外には動けないロボットのように、全く動かなくなってしまいます。
ここまで仕上げらているので、当然のように偏差値60(四谷)近辺の難関校を目指します。模試の偏差値は余裕で届いているので、ご両親も自信満々です。私がいくら不安点を指摘しても、右から左へ聞き流されてしまいます。
そして、過去問の季節がやってきた時に、皆さん顔面蒼白になります。
『えっ‼️どういうこと⁉️受験者平均にも届いてないじゃない‼️たまたまたかもしれないから、違う年度もやってみなさい‼️気を抜かないで、真面目に解きなさい‼️』となりますが、何年分やってもほとんど結果は変わりません。
難関校では思考力を試される問題が増えてきますし、典型問題でも少し視点を変えられて捻られています。当然ですがニュータイプの子たちは対処できません。
こうなった時にさらに怖いのは、自信満々だったニュータイプ親子は、かなり動揺し始めるために、他の科目まで影響が及びます。
こうなって欲しくないために、私が教えているご家庭には、正直にお話しします。
最初は皆さんお話を聞いてくれるのですが、子供が苦しんでいる姿を見ると、我慢できなくなってしまいます。
また、ニュータイプの子たちに頭を使わせる練習を始めると、必ず一時的に成績は落ちます。成績が落ちると、クラス落ちやスカラシップが取れなくなるなどの問題が生じてきてしまうため、結局元に戻したくなり家庭教師を辞められることがあります。
『今と同じことが入試前に起きますよ。その時はもっと大変ですよ。』とお伝えしますが、ご理解いただけないことがほとんどです。ご両親が築き上げた成功の法則でもあるので、それを否定されているように聞こえてしまうのだと思います。ここまで暗記させたことは素晴らしいことなので、そこはそのまま残しつつ、頭を使って粘る練習をしてあげたかったです。
『あの子、どうしてるかな〜。あんなに頑張ってたから、うまくいってるといいな』
と、この時期になると思い出します。
中学受験は『良くも悪くも親の影響が大きいな、、、』ということを痛感させられた出来事でした。

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