【中学受験】『文章が読めない子』の共通の特徴

【中学受験】『文章が読めない子』の共通の特徴

記事
学び
先日、富士見中学の過去問で、『考えないヒト』(正高信男著)という文章を読みました。その中で気になった文章があります。
『日本人は近年になって、コミュニケーションの仕方も質が劣化しつつあり、サル型へ退化している。』
『文字の配列だけから意味を判断することは不可能に近い。相手の顔色を読み、状況を斟酌し、話し手の普段の言動を参照しなければならない。』
『言語理解というのは、意外なほど記号的ではなく、反対に相手の心を読む(発話を手掛かりに心理を推測する)過程が大切であることがわかる。』
こんなようなことが書いてありました。
中学受験の勉強を教えていると、国語の苦手な子はほとんどこの症状が出ています。
まず、単語でしゃべります。文書で話しません。
また、質問に対して、その答えを疑問形で返してきます。『何で時間切れになったの?』と聞くと、『読むのが遅かったから?』と答えます。
さらに酷くなると、『.........』と無言になって逃げます。ちょっとでも自信がなかったり、わからなかったりすると、無言で逃げ切ります。黙って固まっていれば、そのうち大人が説明してくれると思っているので、苦しんで考えようとはしません。
もっと酷くなると、簡単な質問であっても理解できずに、意味不明なことを言い出します。相手の話を先頭から全て考えながら聞かずに、特徴的な単語だけが頭に残り、自分で勝手に新しく質問を作ってしたうのだと思います。
このようなことを日常的にやっていたら、国語の問題を解く時にも、同じように読みます。これでは解けるようになるわけがないです。
また、これらの子に共通しているのは、語彙力がないということです。おそらく、最初はちゃんと聞いて考えていたのだと思いますが、語彙力の無さからどこかの時点からちゃんと聞いてもわからなくなり、このようなスタイルが出来上がってしまったのだと思います。
このようなことから考えると、国語の点数を今から上げるには、問題を解きまくってもあまり意味がありません。頭の中で文字を音ととして発しているだけで、意味まで考えずに読んでいますので、ほとんどクイズのようになってしまっています。
これを裏付けるように、この子たちは意味がわからない時に、何度も何度も読んでみようとは決して思いません。1回か2回読んだら、その後は固まっています。
この状況を解決するには、
①焦らずに語彙力を身に付ける。
②日常会話から、単語ではなくきちんと文章で話をさせる。
③一度読んでもわからない時は、わかるまで何度も読ませる。
④少し無理をさせて速く読ませる(ちゃんと意味を理解することはできませんが、体をスピードに慣れさせておくためです)。
私の授業ではこのようなことをやっています。どの科目をやっていても、きちんと文章で答えさせます。短時間に頭をフル回転させて、考えさせます。
遠回りのように見えますが、本番までこれを繰り返した方が、確実に上がります。焦る気持ちを押さえて、やらなければならないことを確実にこなしてくださいね!

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す