こんにちは、ゼロ分です。
税理士業界で8年、記帳や月次決算の実務に携わってきました。
自宅で仕事をしていると、スマホ代やインターネット代、家賃などが「仕事にも使っているけれど、生活にも使っている」という状態になりがちです。こうした支払いを帳簿でどう扱えばよいか、迷う方は多いのではないでしょうか。
今回は、仕事用と私用が混ざった支払いを分けて考える「家事按分」について、帳簿づけの考え方をまとめます。
1. 家事按分とは、混ざった支払いを分けて考えること
家事按分とは、仕事とプライベートの両方に使っている支払いを、使い方に応じて「事業の分」と「生活の分」に分けて考えることです。
よく話題になるのは、次のような支払いです。
・スマホやインターネットの通信費
・自宅の一部を仕事場にしている場合の家賃
・電気代などの水道光熱費
・仕事にも私用にも使う車の費用
ポイントは、支払った金額をまるごと経費として扱うのではなく、仕事に使った部分だけを事業の分として考えることです。
2. 分け方には「説明できる基準」を持つ
按分するときに大切なのは、なぜその割合にしたのかを説明できることです。たとえば、次のような基準がよく使われます。
・通信費:仕事で使う時間や、使い方の比率
・家賃:仕事に使っている部屋の広さの比率
・車の費用:仕事で走った距離の比率
感覚で「だいたいこのくらい」と決めるのではなく、時間・広さ・距離など、目に見える根拠をもとに考えることが大切です。基準を決めたら、間取りのメモや使い方の記録など、根拠になる資料を一緒に残しておくと安心です。
3. 帳簿では「いつ分けるか」を決めておく
帳簿のつけ方としては、大きく2つのやり方があります。
・支払いのたびに、事業の分だけを記録する
・いったん全額を記録し、年末などにまとめて事業の分に振り分ける
どちらのやり方でも、毎年同じ方法で続けることが大切です。年によって分け方がばらばらだと、あとから見直すときに理由を追いにくくなります。会計ソフトによっては按分の設定ができるものもあるので、使っているソフトの機能を確認してみてください。
まとめ:基準を決めて、根拠と一緒に記録する
家事按分は、仕事とプライベートが混ざった支払いを、使い方に応じて分けて考えることです。
・混ざった支払いは、仕事に使った部分だけを事業の分として考える
・割合は、時間・広さ・距離など説明できる基準で決める
・分けるタイミングと方法を決めて、毎年同じやり方で続ける
最初に基準を決めておけば、毎月の記帳で迷う時間が減ります。
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