こんにちは、ゼロ分です。
税理士業界で8年、記帳や月次決算の実務に携わってきました。
マネーフォワード クラウド会計で帳簿をつけていると、試算表の「未払金」がいつの間にか大きな金額になっていることがあります。カードの利用額はそれほど多くないはずなのに、残高だけが増えていく。今回は、そんなときに考えられる原因と、見直し方をまとめます。
1. 未払金が膨らむ一番多い原因は「引き落とし」の登録
クレジットカードで経費を払うと、帳簿では「経費/未払金」と記録し、後日口座から引き落とされたときに「未払金/普通預金」と記録して未払金を減らします。
ところが、口座の明細を取り込むときに、引き落としを「未払金」ではなく別の科目で登録してしまうと、未払金が減らないまま残ります。
よくあるのは次のようなケースです。
・カードの引き落としを、経費の科目でもう一度登録している
・引き落としを「事業主貸」などで登録している
・引き落としの明細を、未処理のまま残している
特に1つ目は、経費が二重に計上されることにもなるので注意が必要です。
2. カードの明細の取り込み方に原因があることも
口座ではなく、カード明細の取り込み方が原因のこともあります。
・同じカードを二重に連携していて、利用分が二重に登録されている
・手入力した取引と、取り込んだ明細の両方を登録している
・返品やキャンセルの返金が登録されていない
カードを複数使っている場合は、未払金に補助科目を作ってカードごとに分けておくと、どのカードで差が出ているのかが追いやすくなります。
3. 見直しは「カードの請求額」と残高を比べるところから
見直すときは、まず月末時点の未払金の残高と、カード会社の請求額を比べます。締め日と月末がずれるので、カード会社の利用明細で「まだ引き落とされていない利用分」の合計を見るのがわかりやすいです。両者が大きく離れていれば、どこかで登録のずれが起きています。
差が見つかったら、次の順番で確認すると探しやすくなります。
・口座の引き落としが、未払金で登録されているか
・同じ取引が二重に登録されていないか
・返金やキャンセルが反映されているか
いきなり全部を見直そうとせず、残高が合っていた月を探して、そこから後の月を順番に確認するのがおすすめです。
まとめ:未払金は「カードの請求額」と合っているかを毎月確認する
未払金が膨らむ原因の多くは、引き落としの登録のしかたや、明細の二重登録です。月に一度、未払金の残高とカードの請求額を見比べる習慣をつけておくと、ずれに早く気づけて、決算前にあわてずにすみます。
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