飲食店を経営していて、こんな悩みはありませんか?
「売上は悪くないのに、なぜか利益が残らない」
「原価率を下げたいけれど、料理の品質は落としたくない」
「人件費を削ると、現場が回らなくなってしまう」
こうした問題は、単純なコスト削減だけでは解決しないことがあります。
私はラーメン店、町中華、居酒屋、焼肉店などの店舗運営・数値管理・現場改善に携わってきました。
その経験から、利益改善で特に重要だと考えている3つのポイントをご紹介します。
1.原価率だけでなく「商品ごとの利益額」を確認する
原価率が低い商品が、必ずしもお店の利益に最も貢献するとは限りません。
例えば、次の2商品があるとします。
・A商品:販売価格800円、原価240円、粗利益560円
・B商品:販売価格1,200円、原価480円、粗利益720円
A商品の原価率は30%、B商品は40%です。
原価率だけを見るとA商品の方が優秀に見えますが、1食あたりの粗利益額はB商品の方が160円高くなります。
もちろん、販売数量や調理時間も考慮する必要があります。
重要なのは、原価率だけでなく「いくら利益を生み出す商品なのか」を確認することです。
2.人件費は「削る」より「仕事の流れを変える」
人件費を下げようとして、単純にスタッフを減らすことはおすすめしません。
人員を減らした結果、料理の提供が遅くなったり、お客様の満足度が下がったりすれば、売上にも影響する可能性があります。
そこで確認したいのが、仕込み作業とピークタイムの仕事量です。
例えば、営業時間中に行っている作業の一部を、比較的余裕のある時間帯に移せないでしょうか。
また、販売数が少ないにもかかわらず、仕込みに手間がかかる商品はないでしょうか。
商品構成や作業手順を見直すことで、スタッフの負担を抑えながら、生産性を改善できる場合があります。
3.「必要な利益」から逆算して経営を考える
私が特に大切にしているのは、最初に目標利益を明確にすることです。
例えば、月商800万円、営業利益80万円の店舗が、月間利益120万円を目指すとします。
必要な改善額は月40万円です。
その40万円を、売上増加、商品の粗利益改善、廃棄削減、作業効率化など、どの施策で実現するのかを考えます。
ただし、売上が増えれば原材料費や人件費も変動するため、単純に売上を40万円増やせばよいわけではありません。
店舗ごとの損益構造を確認し、実現可能な改善計画を立てることが重要です。
まとめ:数字と現場の両方を見ることが大切
飲食店の利益改善では、原価率や人件費率といった数字だけでなく、メニュー構成、仕込み、調理工程、人員配置など、実際の店舗運営まで確認する必要があります。
大切なのは、無理なコスト削減ではなく、必要な利益を生み出せる仕組みを作ることです。
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PLや売上資料、店舗の状況などをもとに、利益構造を整理し、優先して取り組むべき改善策をご提案します。
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