フォームの定員管理は件数と人数を分ける

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申込フォームの回答が10件だから、参加者も10人。そう思っていたら、一つの回答で家族や同僚の分も申し込める形だった。定員を確認する時は、回答の件数だけでは人数が分からないことがあります。

私はバックオフィスで集計を扱っていますが、数字を出す前に「何を一件と数えるか」をそろえると、後からの確認が減ると感じています。フォームでも、申込み件数、参加人数、確認待ちの回答を分けて見ることが出発点になります。

■ 定員と比べる数字を先に決める

まず、定員が人数なのか、申込みの組数なのかを決めます。人数なら、フォームに人数を答える項目を用意し、希望日や区分と一緒に集計します。希望日は選択肢の表記をそろえると、同じ日が別の区分に分かれることを減らせます。

架空例として、同じ希望日に2人、3人、1人の回答が入った場合、申込みは3件、参加人数は6人です。定員が5人なら、一件だけ超えたのではなく、人数が1人超えていると分かります。

Googleスプレッドシートで、B列を希望日、C列を人数、E2を集計したい希望日とする例なら、件数はCOUNTIF(B2:B1000,E2)、人数はSUMIF(B2:B1000,E2,C2:C1000)で求められます。セルへ入れる時は先頭に「=」を付けます。範囲は例なので、実際の列と回答数に合わせて設定してください。

ただし、この二つの式だけで、無効な回答や重複まで除けるわけではありません。次に、集計対象にしてよい行を確かめます。

■ 空欄や重複を確認表に分ける

人数が空欄、0以下、数値として読めない回答では、正しい参加人数を求められません。人数を整数で受け付ける運用なら、小数が混ざっていないかも見ます。希望日が未入力の行も、どの日の定員に数えるか決められないため、確認が必要です。

確認する手順は、次の形にすると進めやすくなります。

1. 架空の回答で、通常の人数と希望日を試す。
2. 空欄や0人など、確認が必要な回答も加える。
3. 有効な行だけで、希望日別の件数と人数を計算する。
4. 除いた行の番号と理由を、確認表へ残す。

同じ内容の申込みが二つある場合も、すぐに重複と決めないことが大切です。同じ時刻と内容の重複行と、別の時刻にもう一度申し込んだ回答では、確認方法が違います。後者を自動で見分けるには、受付番号などで照らし合わせる設計が必要になります。

回答の元シートを直接並べ替えるより、別の集計表で見る形にすると、元の行を追いやすくなります。自動処理に使う回答シートでは、過去の行の変更や削除が処理の控えに影響しないかも確認してください。

■ 定員超過の知らせと受付停止を分ける

集計表には、希望日ごとの定員、参加人数、残り人数を並べます。参加人数が定員を超えた行は、超えた人数と一緒に分かる形にします。定員ちょうどの時にも表示を変えると、次の受付に注意が必要だと気づけます。

ここで大切なのは、超過に気づく仕組みと、申込みを止めて枠を確保する仕組みを分けて考えることです。回答後の集計と通知があっても、複数の人が近い時刻に申し込む可能性はあります。通知だけで定員超過を完全に防げるとは考えず、満員時の受付方法と案内を決めておきます。

通知の控えも残し、同じ回答を二度知らせないかを確かめます。結果が不明な時は確認待ちにし、むやみに再送しません。私は集計の確認では、合計だけでなく、確認待ちが何件あるかも一緒に見るようにしています。

■ 自動にしたい方へ

フォーム回答から希望日別・区分別の件数と人数を集計し、新着や定員超過を知らせる仕組みをお作りします。予約枠の確保や受付可否の判断は含みません。架空の回答見本でご相談ください。
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