こんにちは。そだちサポート工房です。
前回は、私がこの活動を始めた理由をお話ししました。
私の子どもも、支援してくださる方々に支えられています。今回は、一人の親として、「うちの子のこと」をどう伝え、一緒に考えていけるかについて書いてみたいと思います。
「伝えたいことはあるけれど、どこから話せばいいのだろう」
「家での様子を、短い時間でうまく伝えられるかな」
子どものことを相談するとき、そんなふうに感じることはありませんか。
気になること、知っておいてほしいこと、聞いてみたいこと。頭の中にはいろいろあっても、その場で言葉にまとめるのは難しいこともあると思います。
まずは、最近の様子を一つだけ伝えてみる。そんな小さなやりとりから始められたらと思っています。
例えば、次のようなことです。
・いま好きな遊びや、興味を持っていること
・少し困っている場面や、気になっていること
・支援してくださる方と、一緒に考えてみたいこと
全部をそろえようとせず、そのとき話したいことを一つ選ぶくらいでもよさそうです。
例えば、好きなことなら、
「最近は、乗り物の絵本をよく選びます」
相談したいことなら、
「家では朝の着替えに時間がかかるのですが、そちらではどんな様子ですか?」
こんな短い言葉でも、子どものことを一緒に考えるきっかけになるのではないでしょうか。
私が大切にしたいのは、困っていることに加えて、その子が楽しんでいることも伝え合うことです。
好きな遊び。
うれしそうだった場面。
自分からやってみようとしたこと。
そうした様子も共有できると、「この子は、こんなことが好きなんですね」と話せる機会が増えるかもしれません。
子ども自身が伝えてくれる「好き」「やってみたい」という気持ちも、大切にしながら考えていきたいです。
また、「どんな場面だったか」を少し添えると、相手も様子を思い浮かべやすくなると思います。
何をしていたときなのか。
周りはどんな様子だったのか。
どんな声をかけ、その後どうだったのか。
覚えている範囲で、話せるところから。理由がまだ分からないときも、そのまま「一緒に考えてほしい」と伝えられる関係でありたいと思います。
そして、こちらから伝えることと同じように、支援してくださる方から聞くことも大切にしたいです。
「そちらでは、どんな遊びを楽しんでいますか?」
「最近、気づいたことはありますか?」
家庭での様子と、支援先での様子。それぞれの話を持ち寄ることで、子どもの姿をもう少し広く知ることができるかもしれません。
同じ子どもでも、場所や一緒にいる人、その日の調子によって、見える姿が違うこともあるでしょう。違いがあったときには、「こちらではこうでした」と伝え合い、その子が過ごしやすい環境を一緒に考えていけたらと思います。
こうしたやりとりを続けるためには、親にも、支援してくださる方にも、話したり考えたりするゆとりが大切だと感じています。
必要なことを安心して相談できて、支援する方も落ち着いて受け止められる。そんなやりとりを支える環境にも、目を向けていきたいです。
支援の現場には、子どもと関わる時間に加え、記録や連絡、資料づくりといった仕事もあります。
そうした仕事の手間を少しでも軽くできれば、子どもと向き合う時間や、親と話し合う心のゆとりにもつながるのではないか。私は、そんな思いを持っています。
子どもを支えてくださる方々を、自分にできることで支えたい。
前回お話しした、そだちサポート工房を始めた思いは、ここにもつながっています。
次回は、児童発達支援・放課後等デイサービスの現場に目を向け、子どもと向き合う時間や心のゆとりを生むために、日々の事務をどう見直せるかを考えていきます。
そだちサポート工房