支度が進まないとき、「終わり」を見せる

支度が進まないとき、「終わり」を見せる

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「支度して」と伝えても、なかなか動き出さない。

朝の限られた時間に声かけが増えると、親子ともに疲れてしまいます。

そんなとき、言い方を変える前に、「何から始めて、どこまでできたら終わりか」が見えているかを確かめてみませんか。

動き出しにくい理由は一つではありません。今日は、支度の一場面に絞った工夫を紹介します。



「支度」を一つの場面に絞る


「出かける準備」には、着替え、持ち物、靴など、いくつもの動きが含まれます。

一度に全部を伝える代わりに、まずは「靴下をはく」など、一つだけ取り出します。

その場面で何を頼んでいるか、大人も子どもも同じものを見られると、次にすることを共有しやすくなります。

全部の支度を一度に整えなくて大丈夫です。



「今」と「次」を見える形にする


たとえば、靴下と靴の写真や実物を並べて、「今は靴下。その次は靴」と示します。

靴下をはいたら、その写真を裏返す、箱に入れるなどして「ここまで終わった」と分かるようにしてもよいでしょう。

専用の道具を買う必要はありません。紙に簡単な絵を描いたり、実物を順番に置いたりする方法でも試せます。

大事なのは、絵をきれいに作ることではなく、お子さんにとって何をするか分かる形かどうかです。



合わない日は、負担を減らす


写真を見せても進まない日はあります。疲れや空腹、急な予定変更など、別の条件が重なっているかもしれません。

そのときは、無理にカードを使い続けず、少し休む、一緒に最初の一歩だけ始める、今日の支度を減らすなど、その日の負担を見直します。

見える形にしたら必ず動ける、という方法ではありません。嫌がる様子が強いときは押し通さず、本人に合う伝え方を探してください。

まずは明日、支度の一場面で「どこまでできたら終わり?」を一つ決めるところからで十分です。

困りごとが続き、家庭だけでは調整が難しいときは、園や学校、地域の相談先にも具体的な場面を共有してください。

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