合否の8割が決まってしまう。エスキースについて。

記事
学び


こんにちは!
大学ごとの筆記試験に傾向と対策があるように、美大受験でも大学・専攻ごとに「実技の対策」や「時間の使い方」が異なります。
今回は、実技試験の勝敗を大きく左右する「時間配分」、その中でも特に重要な「エスキース(下描き・構成)」についてお話しします。

【衝撃の事実。合否の8割はエスキースで決まる】

デッサンでも色彩構成でも、描き始める前に必ず行うのが「エスキース」です。エスキースとは、「どのようなテーマで、どのようにモチーフを配置するか。どのように目線を誘導させるか」という画面の骨組みを決める最も大事な工程。ズバリ、このエスキースの時点で合否の8割は決まってしまうと言っても過言ではありません。

しかし、ここで受験生を待ち受けるのが「時間制限」という高い壁。
実際にエスキースに割ける時間は、驚くほど短いのです。
• 5時間試験の場合: 10分 〜 長くても45分
• 3時間試験の場合: わずか5分 〜 15分(静物、卓上デッサンなどの場合慣れていれば描かない人もいます。)
「えっ、それだけ!?」と思った方も多いはず。そう、恐ろしいほど時間が足りません。では、この短い時間の中で、どうすれば合格レベルの構成を瞬時に導き出せるようになるのでしょうか?
そのための基礎的なの訓練方法の一つを伝授します!

【エスキースを訓練法:合格作品、優秀作品の「時間制限トレース」】

エスキースを素早く、かつ確実に終わらせるための訓練方法。
それは、過去の優秀作品や合格作品を「時間を決めてトレース(模写)する」ことです。
やり方には、絶対に守ってほしい重要なルールが3つあります。

ルール①:時間を「5分」「10分」と厳密に区切る

だらだら描いては意味がありません。本番の緊迫感を想定し、5分〜10分という短いタイマーを設定して一気に描き上げます。

ルール②:必ず最低限の陰影をつける

形を線でなぞるだけでなく、光と影の「2色」だけでも構わないので、必ず陰影まで描き込んでください。

ルール③:必ず試験と同じ比率の縦横比の枠内に描く。

よくある失敗として、「エスキースの時は良い感じだと思ったのに、いざ本番の画用紙に描き写したらバランスが崩れてしまった……」 というパターンがありますよね。これは高確率で、エスキースを描いた枠の比率と、実際の画用紙の比率がズレていることが原因です。本番の試験では、定規や自作の道具は使えません。フリーハンドで正しい比率の枠を描く練習っも一緒にすると有効です。

この訓練で得られる効果

これを繰り返すだけで、「合格する作品のサイズ感」や「陰影のバランス」が、頭ではなく“体感”として染み込みます。この「合格の体感」さえ身についていれば、本番の短いエスキース時間でも「あ、このバランスならいける」という正解の構図を瞬時に引き出せるようになります。日頃の自主練にぜひ取り入れてみてください。


まとめ:エスキースを制する者が美大受験を制する!

どれだけ描写力(描き込みの技術)があっても、最初の構成(エスキース)が崩れていたら、その後の数時間をドブに捨ててしまうことになりかねません。
1. 時間を決めた「合格作品トレース」で合格の体感を掴む
2. フリーハンドで「正しい比率の枠」を描けるようにしておく
この2つを意識して、本番の限られた時間を最大限に活かせる「エスキース力」を身につけましょう!

応援しています!
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す