ペット保険選び。獣医師が教える6つのチェックポイント

ペット保険選び。獣医師が教える6つのチェックポイント

記事
コラム

こんにちは、獣医師のakemiです。

「ペット保険って、結局どれを選べばいいの?」
飼い主さんからよく聞かれる質問です。

私は動物病院で15年以上働き、保険会社での勤務経験もあります。診察室と保険会社、両方の現場を見てきた立場から、加入前に確認してほしい6つのポイントをお伝えします。

保険料の安さだけで選ばないで


大事なのは、使いやすさと、ずっと続けられることです。

ポイント1:窓口精算できる?後日請求?

 • 窓口精算タイプ:自己負担分だけ病院で支払えばOK
 • 後日請求タイプ:いったん全額を立て替え、あとで請求

手術などで高額になると、全額の立て替えは大きな負担です。必ず確認しましょう。

ポイント2:かかりつけの病院は窓口精算に対応している?

意外と見落とされがちです。窓口精算タイプでも、使えるのは対応病院だけのことがほとんど。
加入前に、かかりつけの受付で「この保険は窓口精算できますか?」と聞くのが確実です。

ポイント3:請求書・診断書は有料?

後日請求では、病院で書類を書いてもらうことがあります。病院によっては数百円〜数千円かかります。
通院1回の治療費が数千円なら、書類代で得が薄れてしまうことも。これも事前に確認を。

ポイント4:既往歴があるとどうなる?

すでに病気をしたことがある子は、次のどれかになります。

 1. 通常どおり補償される
 2. その病気・部位だけ補償対象外(免責)
 3. そもそも加入できない

保険は基本的に、加入後の病気やケガに備えるもの。健康なうちほど、選択肢が広く条件も良いです。

ポイント5:制限は「回数」?「金額」?

通院・入院・手術には、それぞれ制限があります。

 • 回数・日数タイプ:皮膚炎など、少額でも通院が多い子は不利になりがち
 • 金額タイプ:1年間の上限額まで、回数は問わない

あわせて、補償割合(50%・70%・90%など)と自己負担額も確認してください。

ポイント6:シニアになっても続けられる?保険料は?

私がいちばん大事だと思っているポイントです。病気のリスクが上がるのはシニア期。なのに、その時期に続けられなかったり、保険料が大きく上がったりすることがあります。

 • 何歳まで継続できる?(終身か、上限ありか)
 • 10歳、12歳になったとき、保険料はいくら?

「今の保険料」だけでなく、料率表でシニア期の金額まで見てください。

実際に加入している人の声も聞いて


保険会社に勤めていた頃、契約者の事情とは関係なく、保険会社の都合で内容が途中で変わる場面を何度も見ました。補償割合の変更や、持病による継続の断りなどです。もちろん、すべての会社がそうではありません。ただ、パンフレットだけでは分からないこともあります。
かかりつけ病院の受付や、周りの飼い主さんにも「その保険、実際どうですか?」と聞いてみてください。

途中での入り直しはおすすめしません


入り直すと、条件が厳しくなったり制限がついたりすることがほとんどです。病気をした後だと、その病気が補償されなくなる可能性も。

私のおすすめはこうです。

若く、健康なうちに、1本にしぼって入り、ずっと続ける。

迎えたばかりの子は「まだ元気だから」と後回しにしがちですが、健康なうちこそ、選べる保険の幅がいちばん広い時期です。

まとめ:6つのチェックリスト


 • 窓口精算ができるか
 • かかりつけ病院が窓口精算に対応しているか
 • 請求書・診断書の発行に費用がかかるか
 • 既往歴がある場合、補償・免責・加入不可のどれか
 • 制限は回数か金額か
 • 何歳まで続けられ、年齢で保険料はいくら上がるか

保険選びに迷ったら、ご相談ください


「うちの子には、どのタイプが合うんだろう?」
「パンフレットを見比べても、違いが分からない…」

そんなときは、お気軽にご相談ください。診察室と保険会社、両方の現場を知る獣医師として、愛犬・愛猫の年齢や体質、通院の傾向に合わせて、確認すべきポイントを一緒に整理します。

※特定の保険商品をおすすめするものではありません。また、オンライン相談は診察や治療の代わりにはなりません。体調が気になるときは、動物病院を受診してください。
サービス数100万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す