診察後に疑問が浮かんだ飼い主さんへ

診察後に疑問が浮かんだ飼い主さんへ

記事
コラム
動物病院から帰ってきて、ほっと一息。

お薬をバッグから出したり、ごはんの準備をしたり、いつもの時間が戻ってきたころ、ふと、こんな気持ちが浮かぶことはありませんか?
「あの検査結果、結局どういう意味だったんだろう」

「先生の説明、うなずいたけど、本当は半分くらいしかわかってなかったかも」

「このお薬、このまま飲ませ続けて大丈夫かな」
これは、とても自然なことです。

診察室では、緊張していたり、愛犬・愛猫のことで頭がいっぱいだったりして、先生の話についていくだけで精いっぱい。質問が浮かぶのは、むしろ家に帰って、心が落ち着いてからなんですよね。

ここだけの話、獣医師の立場から見ても、「あとから気になったこと」は、その子と暮らしている飼い主さんだからこそ気づけた大切なサインだったりします。


「受診するほどじゃないけれど」の置き場所がない

もう一度病院へ行くほどではない。でも、このままモヤモヤして夜を過ごすのもつらい。
そんなとき、ネットで検索してみる方も多いと思います。
けれど、調べるほどに、いろいろな情報が出てきますよね。

「うちの子の場合はどうなんだろう」と、かえって不安が大きくなってしまうこともあります。
必要なのは、たくさんの情報ではなく、「うちの子のこと」を、わかる言葉で整理してくれる誰かなのかもしれません。


私が大切にしていること

私は臨床の現場で、犬や猫、ときにはエキゾチックアニマルたちの診療に携わってきました。
その中で、いつも思うことがあります。
診療は、診断をつけて終わりではない。
飼い主さんが納得して、「これなら、うちの子と安心して過ごせる」と思えたとき、はじめて完成するのだと。
医療の説明には、どうしても専門用語がつきものです。
だから私は、難しい言葉をできるだけかみ砕いて、飼い主さんの目線でお伝えすることを大切にしています。
「こんなこと聞いてもいいのかな?」
そう思うような小さな疑問ほど、遠慮なく話してほしいのです。


診察の「もう一度」を、お手伝いします

・検査結果の見方を、もう少し知りたい

・先生からの説明を、整理して理解したい

・お薬や日々のお世話について、気になることがある
診察室で聞きそびれたことを、あらためて一緒に整理するのはいかがでしょうか?
ただし、オンラインでは判断が難しい場合や、実際の診察・検査が必要な場合は、かかりつけの動物病院への受診をおすすめします。
また、呼吸が苦しそう、意識がおかしい、けいれんが続いているなど、緊急性が疑われるときは、ご相談を待たず、すぐに動物病院へご連絡ください。

聞きそびれたままに、しないでください

大切な家族のことで、ひとりで抱え込まなくて大丈夫です。
モヤモヤを言葉にするだけでも、気持ちが軽くなることがあります。
愛犬・愛猫との毎日が、少しでも安心なものになりますように。
お話しできる日を、楽しみにしています。

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