獣医師が商品監修で大切にしていること。臨床15年以上の経験を、ペット商品の価値につなげる

獣医師が商品監修で大切にしていること。臨床15年以上の経験を、ペット商品の価値につなげる

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ビジネス・マーケティング
ペット関連の商品やサービスが次々と生まれる今、獣医師による商品監修に求められる役割も広がっていると感じています。

私は小動物臨床に15年以上携わり、犬や猫を中心に、フェレット、ウサギ、ハムスター、小鳥など、さまざまな動物の診療を経験してきました。

現在は動物病院での診療に加え、ペット関連商品の監修、専門記事の執筆、医療情報の確認など、獣医師としての知識を活かした企業との仕事にも取り組んでいます。

商品監修で私が大切にしているのは、単に「獣医師監修」という肩書きを付けることではありません。

その商品が、実際に動物と飼い主さんにとって価値のあるものになっているか。

臨床現場での経験をもとに、専門家として丁寧に向き合うことを心がけています。

1. 成分や仕様を、獣医学的な視点から確認する


ペットフードやサプリメント、ケア用品などを監修する際には、商品の特徴や訴求内容だけでなく、その背景にある成分や配合、使用目的にも目を向けます。

例えば、

・配合されている成分の特徴や期待される役割
・配合量や組み合わせの妥当性
・対象となる動物種や年齢への適合性
・使用方法や給与量の適切さ
・安全性に関する情報や注意事項
・商品の説明と科学的根拠に矛盾がないか

こうした点を確認し、必要に応じて表現の修正や情報の補足をご提案します。

特に、健康や身体への作用を訴求する商品については、根拠の範囲を超えた表現にならないよう注意しています。

 2. 飼い主さんに正しく伝わることを大切にする


どれほど良い商品であっても、その特徴や使い方が飼い主さんに正しく伝わらなければ、十分に活用していただくことはできません。

日々の診療で飼い主さんと接していると、専門的な説明と、実際に家庭でできるケアとの間にギャップが生まれることがあります。

そのため、監修では医学的な正確性だけでなく、一般の飼い主さんにも理解しやすい表現になっているかという点も重視しています。

専門用語をわかりやすく置き換えながら、誤解を招かない説明にすること。

これは、獣医師だからこそ貢献できる部分のひとつだと考えています。

3. 実際の診療現場での視点を忘れない


商品開発では、技術的な特徴や機能性、デザイン、販売戦略など、さまざまな要素が重要になります。

一方で、実際に商品を使用するのは動物と飼い主さんです。

私は臨床現場での経験をもとに、

・動物が無理なく使用できるか
・飼い主さんにとって扱いやすいか
・継続して使用するうえで負担にならないか
・どのようなケースで注意が必要か

といった、日常生活に近い視点も大切にしています。

企業が実現したい商品コンセプトと、臨床現場で感じる課題。

その両方をすり合わせることで、より実用性のある商品づくりにつながると考えています。

 4. 企業と一緒に、より良い商品をつくりたい


商品監修は、完成した商品を確認するだけの仕事ではないと思っています。

企画や開発の段階から獣医師が関わることで、専門的な視点を早い段階で取り入れることができます。

例えば、

・ペットフード、サプリメントの成分・配合に関する監修
・犬猫用ケア用品やペット用品の商品仕様確認
・商品コンセプトや使用対象に関するアドバイス
・広告、パッケージ、Webサイトの医学的表現チェック
・獣医師による専門記事や啓発コンテンツの執筆・監修
・新商品の企画・開発における学術的なアドバイス

など、さまざまな形で企業のお力になれると考えています。

また、監修にあたっては、商品の特性や根拠を確認したうえで、対応可能な範囲や必要な確認事項を明確にし、責任を持って取り組むことを大切にしています。

獣医師の専門性を、商品づくりのその先へ


私が目指しているのは、獣医療の知識を診察室の中だけにとどめず、商品やサービスを通じて、より多くの動物と飼い主さんに届けることです。

企業の皆さまが持つ商品開発力やアイデアに、獣医師としての臨床経験と専門知識を掛け合わせる。

その協業によって、動物たちの健康や暮らしを支える、より良い商品が生まれることを願っています。

ペットフード、サプリメント、ペット用品、動物医療関連商品などの開発・監修をご検討されている企業の皆さまと、長期的なパートナーシップも含めてご一緒できれば嬉しく思います。

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