切り替えが苦手な子への声かけ

切り替えが苦手な子への声かけ

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学び
「もう終わりだよ」

そう声をかけたのに、
子どもは遊びを続けている。


もう一度伝えても
まったく動く気配がない。

そして、こちらの声が
少しずつ大きくなっていく。


「もう終わりって言ったよね?」

「いつまでやっているの?」

「早く片づけて!」


こんなやり取りを
毎日のように繰り返していませんか?


何度伝えても切り替えられないと、
わざと無視しているように
見えることもあります。


しかし、子どもによっては

・終わりを予測できていない  
・遊びに集中して言葉が入りにくい  
・次に何をするか分からない  
・楽しいことを急に中断するのが難しい

といった理由が
隠れていることがあります。


切り替えられないことと、  
言うことを聞く気がないことは、  
同じではありません。


では、どのように伝えると
よいのでしょうか。



1.終わる前に予告する



楽しく遊んでいる最中に
突然「おしまい」と言われても、

気持ちが追いつかないことがあります。


そこで、終わる少し前に

「あと5分でおしまいだよ」

「これが終わったら片づけよう」

と予告します。


一度伝えて終わりではなく、
必要に応じて

「あと3分だよ」

「あと1回だよ」

と、終わりが近づいていることを
短く知らせます。


ただし、時間の感覚が
まだ分かりにくい子には、

「あと5分」だけでは
伝わらないこともあります。


その場合は、タイマーを使ったり
活動の回数で伝えたりする方法もあります。



2.終わりを具体的にする



「もうすぐ終わり」

「そろそろ片づけて」


このような言葉は
大人には伝わっても、

子どもには曖昧なことがあります。


「あと1回したら、おしまい」

「この動画が終わったら、おしまい」

「ブロックを3個入れたら、片づけ終了」


このように伝えると、
どこまで行えば終わりなのかが
分かりやすくなります。


「早く」や「ちゃんと」ではなく、  
何をすればよいかを具体的にします。


例えば、

「早く片づけて!」

ではなく、

「赤い箱にブロックを入れよう」

と、最初の行動を
一つだけ伝えます。


片づける物が多い場合は、
すべてを一度に言わず、

「まず車を箱に入れよう」

「次はブロックを入れよう」

と分ける方法もあります。



3.次にすることを伝える



子どもにとっては
今の遊びを終えたあとに、

何が待っているのかも大切です。


「終わったら手を洗おう」

「片づけたら、おやつを準備しよう」

「靴を履いたら、公園へ行こう」


このように、
今の活動の終わりと
次の行動をつなげて伝えます。


「終わり」だけを伝えるよりも、
次に何をするかが分かることで、

動き始めやすくなる場合があります。


ただし、

「片づけたら、必ずお菓子をあげる」

と、毎回ごほうびを
約束する必要はありません。


次の予定を知らせることと、
物で行動を促すことは別です。


そして、どのような声かけをしても
うまく切り替えられない日はあります。


疲れている。

お腹が空いている。

いつもと予定が違う。

周囲が騒がしい。


子どもの状態や環境によっても
反応は変わります。


うまくいかなかったからといって、
保護者の伝え方が悪いと
決めつける必要はありません。


切り替えが苦手な子への声かけでは、


急に止めるより、  
終わりを予告して次を示す。


まずは、ここから試してみてください。


それでも伝え方がまとまらないときや、
お子さんに合う言葉を考えたいときには、

年齢や困っている場面、
普段の様子などをもとに、

伝わりやすい声かけを
10個ご提案しています。


親子のやり取りが
少しでも落ち着いて進められるように、

一緒に言葉を
整理できればと思っています。



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