兄が母に「人間の妹が欲しい」と相談していた件・・

兄が母に「人間の妹が欲しい」と相談していた件・・

記事
コラム
私には、2歳上の兄がいます。
あるとき母から、子どもの頃の兄についてこんな話を聞きました。

「兄さんね、昔お母さんに相談してきたことがあるのよ」

何を相談したのかと思ったら、

「みんなみたいに普通の妹が欲しい。人間の妹が……」

……失礼な。
私だってちゃんと人間ですわ。
少なくとも今は(笑)

でも、兄がそう言いたくなった理由に、思い当たる節も・・

子どもの頃の私は、とにかく野生児でした。

近所の裏山は、子どもたちの格好の遊び場。
木に登るのはもちろん、高いところから垂れ下がっているツルにつかまって、
ぶら〜ん、ぶら〜ん。イェーイ!
気分は完全にターザン。(古いな)

今なら真っ先に思います。
「それ、ツルがブチッと切れたらどうするの?😱」
でも当時の私に、そんな発想はありません。
 「つかまる」
 「飛ぶっ」
 「楽しい!」
以上です(笑)

そして、もうひとつ。
近所に、丸太を扱っている大きな場所がありました。
そこには大きな水槽のようなところがあって、水の上にたくさんの丸太が浮かんでいました。

そこも私にとっては、秘密の遊び場。

浮かんでいる丸太の上を、
タタタタタッ……
と走って、次の丸太へピョン。
またタタタタタッ……
しかも、一人で。(誰もついて来れなかったんだな、きっと)

今思えば、足を滑らせて水に落ちたら大変なことになっていたはずです。
よく無事だったよな、私。

さらに近所には、船員さんになるための学校がありました。

そこには学生さんが練習に使う、船の訓練設備のようなものがあり、高いマストのようなものもありました。
もちろん、子どもの遊び場ではありません。
でも、野生児にはそんなことは関係ありません。
 「登れそう」
 「てっぺん取ったる」
そう思ったのでしょう・・
一人でてっぺんまで登り、上から景色を眺めていい気になっていました。
学生さんの授業妨害してるよね、小さい子が一人でマストのてっぺんって。

……書いていて、だんだん兄の気持ちが分かってきました。
兄さん
「人間の妹が欲しい」って言いたくなる気持ち、今ならちょっと分かるよ(笑)

そんな怖いもの知らずだった私も、大人になるにつれてずいぶん変わりました。
というか、変わりすぎました(笑)

 失敗したらどうしよう。
 人からどう思われるだろう。
 これをやって大丈夫かな。

今ではすっかり慎重派。
「石橋を叩いて渡る」どころか、叩きすぎて橋を壊してしまうんじゃないかというくらい慎重です(笑)

あの、ツルにつかまって平気でぶらんぶらんしていた私は、いったいどこへ行ったんでしょう??

でも最近、新しいことを始めるたびにドキドキしながらも、結局エイヤっとやってみている自分を見ると……

もしかしたら、いなくなったわけではないのかもしれません。
さすがにもう、ツルにはぶら下がりませんけどね。
野生児、だいぶ飼い慣らされましたが、まだ生存中かもです。😸
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