「息ができない!」
人生で、本気で「〇ぬかもしれない」と思ったことはありませんでした。
私にとって、パニック発作は本当に突然でした。
子どもを出産したあと、高熱をきっかけに、強い発作が起こるようになりました。
病院の帰り道。
車の中で突然、過呼吸に。
息を吸おうと思っても、吸えない。
「息ができないっ!」
ふと自分の手を見ると……
指と指が変にくっついて、離れない。
「なんじゃこれっ⁉」
自分の体なのに、制御不能となっていました。
もう、それだけでパニックです。
「このまま死んじゃう!」
とにかく助けてほしい。
でも、吐くことを忘れているので、声にならない。焦りました。
運転していた夫も、後部座席で突然ゾンビのように苦しみ始めた私を見て、
「どうしたの⁉」
「どうしたいっ⁉」
「落ち着いて!」
と必死。
……いや、落ち着けるもんならそうしたい。
しかも、よりによってトンネルの中。
進むしかありません。
約5分。
今思い返しても、あの5分は死の恐怖を感じた、苦しくて苦しくてたまらない時間でした。
近くの実家に着いたとたん、車から飛び出すように降りて、そのまま道路に倒れ込みました。
「やだ、まだ死にたくない」
そして、救急車で病院へUターン。
救急隊員に呼吸を合わせてもらい、ようやく少しずつ息ができるようになりました。
安心したというより、
「もう、とにかく楽に呼吸したい……」
それだけでした。
病院で検査をしてもらいましたが、結果は「特に異常なし」。
そして、
「心療内科で診てもらいましょう」
そう言われました。
……え?
心療内科?
私はメンタルが強いほうだと思っていたので、
「なんで私が?」
とショックで仕方ありませんでした。
その後、重いカラダを引きずって心療内科へ。「全般性不安障害」と告げられ、薬物療法が始まりました。(後ほど別の病院で「パニック障害」と診断されます)
でも、薬を飲んでも発作は起こる。
半年経っても、一年経っても、なかなか「元の自分に戻った」と感じられませんでした。
外出することも怖くなり、
「また発作が起きたらどうしよう」
という予期不安が、いつも頭の片隅にありました。
大好きだった洋服を見ることも。
友達とご飯を食べることも。
映画館に行くことも。
以前なら普通にできていたことが、どんどん遠くなっていきました。
そして私は、
「どうしてこんなことになったんだろう」
と、自分を責めるようになっていきました。
でも、この後の私には、ひとつ大きな転機がありました。
それが、
「分子栄養学」との出会いです。
そこでパニックと栄養状態との深い関わりを知り、体感することができました。
そして、「分子栄養学」は毎日の食事で取り入れることができます。
そして私は、栄養だけでなく運動や睡眠について、つまり生活習慣をコントロールしていくことが重要なんだと気づきました。
自分の心と体と向き合いながら、できることを少しずつ見直していく
その先に、今の私があります。
もし今、
「また発作が起きたらどうしよう」
「誰かにこの怖さを分かってほしい」
「自分でもできることがあるなら知りたい」
そんな気持ちを抱えているなら。
私も、同じようにパニックの恐怖を体験した一人です。
同じ経験をしたからこそ、共感できることが沢山あると思います。
そして、私の知識と経験は、パニックでどうしたらいいか迷われている方の
前進するためのヒントになると思っています。