40代・50代になると、職務経歴書はどうしても長くなりがちです。
特にIT職の場合、
・システム開発
・プロジェクト管理
・ベンダーコントロール
・社内SE
・インフラ
・ヘルプデスク
・マネジメント
など、長いキャリアの中でさまざまな仕事を経験している方も多いと思います。
さらに転職回数が多ければ、勤務した会社ごとに担当業務を書くため、職務経歴書の情報量はさらに増えていきます。
実は私自身も、職務経歴書はかなり詳しく書く方です。
自分が経験してきたことを正確に伝えたいと思うと、
「あれも書いておきたい」
「この経験も説明した方がいい」
「この成果も伝えたい」
となり、どうしても長くなってしまいます。
ですから私は、単純に
「職務経歴書は短い方がよい」
とは考えていません。
大切なのは、
何を詳しく書き、何を簡潔にするのか
だと考えています。
職務経歴書は「会社の歴史」だけではない
職務経歴書を書くと、
A社ではこれをしました。
B社ではこれをしました。
C社ではこれをしました。
と、会社ごとに経歴を積み上げる形になりがちです。
もちろん、それ自体は必要です。
しかし会社ごとの仕事内容をすべて同じような分量で詳しく書いてしまうと、採用する側から見たとき、
「いろいろ経験していることは分かった。でも、この人は結局、何ができる人なのだろう?」
となる可能性があります。
そこで重要になるのが、
職歴全体を貫いている「軸」を見つけること
です。
例えばIT職なら、
・システム企画
・プロジェクト推進
・ベンダーコントロール
・関係部門との調整
・社内SE
・ユーザーサポート
・マネジメント
などがあります。
会社は変わっていても、繰り返し経験している仕事があるはずです。
そこを見つけると、
「転職を何回した人」
から、
「○○を長く経験してきた人」
へ、職歴の見え方が変わってきます。
転職回数は消せない。だから「意味」を整理する
40代・50代で転職回数が多い場合、それを少なく見せることには限界があります。
職歴そのものを変えることはできません。
だからこそ私は、
「なぜこのようなキャリアになったのか」
「それぞれの会社で何を経験したのか」
「その結果、現在は何ができるようになったのか」
を整理する方が重要だと考えています。
例えば、
SIer
→ PMO
→ 事業会社の社内SE
という経験であれば、
単に会社が変わったというだけではなく、
ベンダー側と発注者側の両方を経験した
と捉えることもできます。
もちろん、転職回数が多いこと自体を無理に「強み」と言い換える必要はありません。
一方で、
転職を重ねた結果、どのような経験が積み上がったのか
は整理しておく価値があります。
「短くする」より「濃淡をつける」
私は、40代・50代の職務経歴書では、
とにかく短くすることより、情報に濃淡をつけること
が大切だと考えています。
例えば、
・直近の経験
・応募する求人と関係が深い経験
・自分の強みを裏付ける成果
は、比較的詳しく書く。
一方で、
・かなり以前の経験
・応募する求人との関連性が低い仕事
・現在の自分の強みにつながりにくい仕事
については、少し簡潔にする。
このように整理すると、職歴が長くても読み手が重要な部分をつかみやすくなります。
職務経歴書が5ページだから悪い、3ページだから良い、という単純な話ではないと思います。
必要な情報が、必要な強さで書かれているか。
そこを見ることが大切です。
同じ職務経歴書をすべての求人に使うとは限らない
同じ人でも、
社内SEに応募する場合、
PMOに応募する場合、
IT管理職に応募する場合では、
評価されやすい経験が違います。
例えば社内SE求人なら、
・ユーザー部門との調整
・ベンダーコントロール
・システム企画
・経営層への説明
などが重要になるかもしれません。
一方、PMO求人なら、
・進捗管理
・課題管理
・プロジェクト推進
・関係者調整
をより強く見せた方がよい場合があります。
つまり職務経歴書は、
一度作ったら完成ではなく、応募する求人に応じて重点を変えるもの
だと私は考えています。
私自身も「何を残し、何を削るか」に悩んできました
私自身、職務経歴書を詳しく書くタイプです。
長いキャリアの中で経験したことを振り返ると、
「これは書いておきたい」
と思うことがたくさんあります。
だからこそ、
長い職歴をどう整理するか
という悩みはよく分かります。
必要な経験まで削ってしまえば、その人の強みが伝わらなくなります。
しかし全部を同じ強さで書けば、本当に伝えたいことが埋もれてしまいます。
その間をどう整理するか。
私はそこが、40代・50代の応募書類では特に重要だと思っています。
応募書類で悩んでいる方へ
転職回数が多い。
短期離職がある。
派遣社員として働いた時期がある。
職歴が長く、職務経歴書がどうしても長くなる。
何を詳しく書き、何を簡潔にすればよいのか分からない。
こうした悩みを持つ40代・50代の方は少なくないと思います。
重要なのは、経歴を必要以上によく見せることではありません。
また、無理に短くすることでもありません。
これまでの経験の中から、応募先に対して何を伝えるべきなのかを整理すること。
私はそこを大切にしています。
ココナラでは、40代・50代のIT職を中心に、応募書類の評価サービスを提供しています。
単に文章を短くしたり、言葉をきれいに整えたりするのではなく、
その職歴のどこを詳しく伝え、どこを整理すれば、その人の経験が伝わりやすくなるのか
という視点から拝見しています。